マイル修行入門

ユナイテッド航空かノースウェスト航空の格安航空券で修行をする場合の解説です。


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はじめに

マイレージはマイル単価(航空券価格をマイル数で割ったもの)の安い路線で稼ぐのが基本です。比較的航空券代が安く、かつ距離も伸びる全米周遊型の格安航空券(UAの場合、全米周遊+欧州も)で稼ぎましょう。距離の短いアジア諸国などへは稼いだマイルで行けば良いのです。アジアへ行きたい人も、まずはアメリカへ飛びましょう!

ところで、マイル単価と言っても、実は航空券代だけを考えれば良いわけではありません。実際はマイルを稼ぐために宿泊費や空港への交通費、各種の税金や空港施設利用料などが費用としてかかってきます。だから、宿泊費や交通費はなるべく節約するようにします(高級ホテルのポイントを集めている人は別ですが…)。

以下、「なるべく少ない予算でより多くのマイルを稼ぐ」ノウハウをまとめてみました。

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航空券

マイル単価をもっとも安くするには、航空券の安い時期に日本で格安航空券を買って周遊するのが一番良いでしょう(ピークにしか行けない人は海外発券等も考える必要があります)。

アメリカのゲート都市によって航空券代が違う場合がありますので、なるべく一番安い便を選びましょう。各FFPのキャンペーンの情報にも注意が必要です。特定の路線だけボーナスマイルが付くなどということもあります。

閑散期の格安航空券は、出発が近づくほど値下がりする傾向があります。空席があればあまり早く買わないようにします。ただし、あまりにも出発日ぎりぎりだと緊急発券手数料を取る旅行会社もありますので注意が必要です。空席のチェックは ITN(Internet Travel Netwrok) ですることができます。入会後、ディスプレイの設定をエキスパートモードにしておくと詳細な空席照会が可能になります(会費無料)。

地方から成田や関空経由でアメリカへ行く場合は、国内線接続料金の設定があるか確認します。新幹線代や国内線代がかなり節約できる場合があります。

日本からの出発日や日本への到着日に週末がからむと料金が若干アップということがあります。だから、なるべく週末発着は避けたいところです。ただし、逆に考えると週末は混みやすいということですので、インボラアップグレードやボランティア狙いの場合は週末をからめたほうが良いかもしれません。

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宿泊

1人旅の場合は、なんだかんだ言って、ホステルが一番安いです。ホステルは Hostels.com で探すことができます。ホステルは基本的に予約無しで泊まれますが、人気が高いホステルの場合は、予約をしておいた方が無難です。

2人以上の場合や、「ドミトリーはちょっと…」という場合は、安モーテルを探しましょう。アメリカのクーポン誌のWebサイトで、入手したクーポンを印刷して持って行くこともできます。ただ、この手のクーポン料金は予約できない場合もありますので、足元を見られそうな予約なしでの深夜のチェックインは避けましょう。

ホステルや安モーテルがダメな場合は、ホテルに泊まるしかありません。まずホテルはラックレートで泊まるのはやめましょう。ガイドブックに載っている料金はラックレートのままです。各種割引料金があるかどうか探しましょう。インターネットのホテル予約サイトやホテルクーポンサイト等で探します。

ビジネス都市は週末に、観光地は平日に泊まるようにします。どちらも割引料金が期待できます。ビジネス客や観光客の集まるシーズンやイベントは避けましょう。宿泊料金が高騰したり、予約そのものが入らない可能性が高くなります。

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都市選び

基本的に、なるべくマイルの稼げる都市へ行きます。

ホテルの相場は都市によってさまざまです。ニューヨークのように非常に高いところもあれば、ラスベガスのダウンタウンのように非常に安いところもあります。なるべく宿泊料金の安い都市やホステルのある都市で魅力的なところを探しましょう。

空港からダウンタウンまで金のかかる都市も避けます。宿泊費は安くても空港アクセスがタクシーかレンタカーしかなく、タクシー代が往復$50ならば、何のために安宿を探したのか分からなくなってしまいます。必ず路線バスや鉄道、安価なシャトルバンがあるかどうかをチェックしておきましょう。

おすすめの都市は、

をどうぞ。

各都市のデータは、(北米)都市・空港ガイド を参考にして下さい。ほとんどの、UA、NW、CO就航地を網羅してあります。

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ルート&スケジュール

できれば、全米4都市きちっと周ります。そして、可能な日程の中で、なるべくマイルの稼げるルートを作ります。基本的に全米周遊の場合、行くだけでマイルが稼げて、25M(UAの関空発の人は10M)も大きくなるフロリダを最終目的地とします。

短距離路線にも乗って、500マイルのミニマムマイルを獲得します。(ハブ空港から往復で1000マイルになります。)

タクシーを使わなければならないような、早朝の出発や深夜の到着は避け、無駄な出費がないようにします。

どちらも実際の修行例です。参考にして下さい。

注:ルートを作るときは、いかにもマイル稼ぎというような不自然なルートは避けてください。発券を拒否される可能性があります。発券ルール内で合理的説明の出来るルートを作っておきましょう。また、ルート、スケジュール、空席等は基本的に自分で確認しておきましょう。一から旅行会社にお願いでは、担当の方も大変です。タダでさえ複雑な旅程をお願いしてるのですから、なるべく負担をかけないようにしたいものです。

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注意事項 −健康には気をつけましょう−

修行の旅は実際にやってみると体力的にかなりきついものがあります。とくに、ストップオーバー地での十分な滞在時間がない場合は、ほんとうにきついです。できるだけ、余裕のあるスケジュールで修行されることをおすすめします。

訪問する都市に関しても、ある程度は魅力のあるところを選びましょう。どうしても行っておきたい町でしたら、少々稼げるマイレージが減っても行っておくべきです。

また、海外旅行初心者の方は最初から無理な周遊はしない方が良いでしょう。フライト数が増えるとそれだけ乗り遅れ、欠航等のトラブルに巻きこまれる可能性が高くなります。

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