ドリアン(DURIAN)

2000年1月


  



硬くてごつごつした殻で覆われている。

味は最高。においは最低。そう言われると、少しブレーキがかかるとともに、好奇心が沸く。

実際食べてみると、一言ではとても言い現せない複雑な甘さ。何種類もの味がブレンドされている。メロンを食べた時のアルコールのような匂いもする。

一度目は、においに負けて、2,3粒で止め、ニ度目でおいしく感じ、三度目で病み付きになる。これがドリアン・フリークの標準的な入り方だそうである。しかし実際には、においは言うほどのことはない。私の主観では、悪臭はくさやの干物の百分の一と言いたい。においを気にすることなく、最初からおいしくいただけた。

殻に水を注いで、その水で指先を洗うと、ドリアンの臭い匂いが取れると言う。実際試してみると、効果があった。

ダバオでは、ドリアンの季節は9月〜10月。町のいたるところでドリアンが積み上げられる。その場で切ってもらい手づかみで、食べている姿が沢山みられる。