土地調達時に確認しておきたい事項


2015年5月作成



土地調達前に入手して確認しておきたい書類については別途まとめてある。 ここでまとめようとしている「土地調達時に確認しておきたい事項」についても、既にいろいろと取り上げている。例えば台風の影響度の話や、季節風のお陰でエアコンが要らないといったことである。今回は、これまで取り上げた項目に、まだ取り上げていない項目を加え、書類以外のことで、思いつく範囲 一通りまとめてみた。こちらとしては、全部確認するようお勧めしたいが、そう簡単ではないだろう。しかし、全く何もしないのも横着だと言え、できる範囲で対応してもらいたい。

こちらが田舎暮らしなので、主に田舎を想定している。都会であれば、いろいろな問題は既に解決して、宅地として存在していると考えることができやすそうだが、フィリピンのことなので、そうは簡単ではなくて、やはりいろいろと問題がありそうだ。

日本だったら、不動産鑑定士もいるし、土地に課題があれば地価に反映されよう。そもそも、問題のある土地が宅地として存在して売り出されること事態が日本では無さそうで、問題点を隠して土地を売り払おうとしたら、売り手は信用を無くすだろう。一方、フィリピンでは、売り手はできるだけ土地を良く見せて、高く売りつけようとしていると考えておけば、大きく失敗することはなかろう。悪意に満ちた言い方だと批判が出るかもしれないが、日本の常識を持ち込んで判断しても駄目なことは同意して頂けるはずだ。

ここでの確認事項を地主に質問したら、何か答えは返ってくるかもしれないが、問題があってもNo Problemと返事される可能性もあり、自ら確認するとともに、怪しい場合には複数の人に確認するべきだろう。

ここでは、理想論と思えるくらいに、いろいろと確認項目を挙げたが、実際には、いろいろな人から相談を受けても、何も確認していない場合がほとんどである。売りに来たので、現地を見に行って すぐに決めた。これでは、売り手によって結果が大きく変って来よう。売り手が親しい友達で、子供の学費のため土地を売るというのであれば、支援が目的なので、細かく確認して話がこじれても困る。しかし、ずっと住み続ける家を建てる場所を選ぶのであれば、それなりに調べた方が良いだろう。

拙速はお奨めできず、できれば、現地に長期滞在し、現地の状況を十分把握した上で、じっくり物件を探したいものだ。また別途言っているように、日本人が直接表に顔を出すと、外国人価格になりやすい。現地のフィリピン人の友達を隠密に雇い、いろいろな物件情報を集めてもらって、その後、こっそり自分でも確認に行くような手順がお奨めだ。もしくは、信用できる友達をつくって、友達から適正価格で譲ってもらうというのも良い。

ここでの確認項目は、現地にしばらく居れば、個別の土地ごとの話ではなくて、現地の全体の状況として、自然と把握できることが多いはずだ。

土地と周囲の状況

岩地、砂地等

元から普通に宅地であれば、大抵は家を建てるのに特に支障がない場所であろう。しかし、田舎の方で、荒地であったようなところを入手して新たに家を建てるような場合には、例えば海岸沿いだと岩だらけだったり、雑草や雑木林で整地が大変だったり、砂地だと、万一 地 震が来たら液状化したりとか、注意すべきいろいろな可能性が出てこよう。何が良くて、何が駄目かも場合によろう。

傾斜地、くぼ地等

傾斜地やくぼ地等特殊な地形だと、それなりに注意が必要だろう。シキホールで山の中腹のかなりの斜面に家を建て、それだけなら良いが、家の周囲の敷地内の木をすべて切り倒してしまった家がある。私の場合 コンパイと言って牛の食べる木の葉を集めによく山に行くが、木のないところで がけ崩れの後を無数に見かける。それを見ていれば、家のオーナーも怖くて木を切り倒したりしないのだろうが、見たことがないのだろう。新たに木を植えると思いたいが、芝生や花壇では駄目であろう。

隆起さんご礁の島の特徴と言えそうだが、シキホール島では くぼ地が多い。綺麗に草が生えて良い感じの場所だが、大雨だとすぐに池のようになる。知り合いの警察官は、くぼ地に牛をつないでおいたところ、夜中に寝ている間に大雨になり、10頭近くの牛がすべて溺死したそうである。くぼ地は普通は売れそうにないので、安く買って家を建てて、ベッドは小舟が浮くように作ってあったら面白そうだ。

特殊な地形の場合には注意を払う必要があろう。

フレンドリーな周囲の住人

近所とお友達になれるかどうかは 大きな要素で、反対に周囲に泥棒が住んでいたりしたら、気が休まらない。

家畜

隣家が豚を飼っていて臭いので暮らしていられないというようなことを日本人だと言い出しかねない。そう言いそうな人は、その土地での現状と将来の可能性を確認しておくべきだろう。

鶏の鳴き声でアウトという日本人の話も聞いたことがある。これでは、フィリピンの田舎暮らしはかなり厳しそうに思える。

カラオケ騒音

こちらも これが一番困っていて、最初に取り上げたいとも思うが、フィリピン人のわがままを象徴する典型がカラオケであろう。私のところの事例は既に何度も取り上げているが、紆余曲折の末 現況ではまた復活して悲しい状態が続いている。恩仇問題が絡んで気分が悪いとも言える。しかし慣れてしまって平気という話もある。
例えば、誰かに仕返しする場合には、人を雇って相手の家の横にコテージを建てて住まわせ、毎日カラオケをガンガン歌わせれば、対象者は家に住んではいられないだろう。簡単に立ち退きを実現させられそうだが、そんな悪質なことはしないでもらいたい。

自然環境

季節風

別途取り上げている話だが、季節風が安定的に吹きぬける場所かどうかで、エアコンが不要かどうかと違いが出てくると言える。私の家でも、海から直接季節風が吹くので、海側からである北寄りの季節風の季節はエアコンをつけっぱなしのような涼しさが続く。ただし、特に12月は風が強く、台風の強風域のような風のことも多いので、すべて良いとばかりも言えない。風が通りやすいので、台風の時は大変だという話もある。ただし、シキホール島の場合台風は大抵北側にあるので、台風時に吹く風は大抵南よりで、北側の海では台風の影響が少ないとも言える。ただし、リーマン、通貨危機のような間隔でたまにくる台風で大打撃を受け、家が吹っ飛ぶ可能性も否定できない。

降水量

熱帯の島では、場所によって結構気候が違う場合が少なくない。例えば、オアフ島のワイキキでは、年間の降水量が200mm程度で、ほとんど雨は降らない。しかし、すぐ近くのハワイ大学からもう少し進んだ、それでも5kmほどしか離れていない地点で、切り立った山の裾のようなところでは、年間数千ミリの降水量があり、コケも多く熱帯雨林状態である。シキホール島では それほどの差はないが、それでも、例えば山からかなり離れた私の家の場合、他の比べ雨がかなり少ない。そして、水道も供給地からかなり遠くて、水圧が低く、ほとんど水が来ないと言っても良い位だ。植物を植えて 緑豊かな場所で暮らしたいという場合には特に降水量は重要であろう。

以上を考慮しても、フィリピンでは ある程度の周期でエルニーニョがやって来て、見事に草花か枯れてしまうかもしれない。そのため、さらに対策が必要になる場合もあろう。

台風 

台風については、別途取り上げた通りで、ダバオなど、台風が来ないと言っている地域から、カタンドゥアネス島など台風銀座と言えそうな地域まで、地域によりかなり違いがあろう。ビサヤ地方は11月、12月がメインの台風シーズンと言った特徴もあろう。台風がどの程度来そうか、暴風が直撃しやすく危険ではないか、洪水や浸水は大丈夫かといった点は分かる範囲では事前に確認したい。

塩害

フィリピンと言えば海と思って、海岸線に住みたい外国人は多い。しかし、そこを狙って、高値で売りつけようとするのが常で、ビーチロットは高騰していく。そこでさらなるマネーゲームに走ろうとする人が出てくるのかもしれないが、実際には、割高過ぎて誰も買わない状態になるだけで、自然保護に役立つという話もある。
ビーチロットの場合に気になるのが塩害であろう。私のところでも、毎年塩害は出ている。しかし、海が遠浅なので、条件が揃わないかぎり特に問題にならない。パソコンなどは、海の間に壁があり、その裏側で使っているので問題は出ていない。塩害が出る条件はいろいろあろうが、すぐ近くの海がそこそこの深さになると、高い波が立つ場合があり、沖合いからの波しぶきが 風で そのまま飛んでくる可能性が出てくる。一方、結構沖合いにリーフがあって、その内側だと、海岸線に打ち上げた波の波しぶきだけが飛んでくることになりやりやすい。目の前の海の深さと塩害の相関が高いと言える。
と言っても、穏やかな青い海を見ているのと、荒れた状態とでは雲泥の差があり、そう簡単にはいかない。

ゴミがたまりやすい海岸

海沿いの土地の話を続けると、砂浜だったら、だいたい横一直線に海岸線はあるが、岩場の場合には、波で岩が削られ、入り組んだ地形になる。小さな湾のようになった場所では、海側から風が吹く時期には、絶えず海からのゴミが漂着する。特に海の底の形状から、すぐにゴミは他へ流れてしまうのか、どんどんたまるのかの違いが出るが、とにかく、くぼんでいるところは、ゴミがたまりやすいので要注意であろう。毎日掃除して、海をきれいにしてやろうという人には向いている。

海岸沿いの標高と津波の影響

海沿いの話の続きだが、津波の心配がつきまとう。砂浜だと標高はかなり低くなるが、岩場の場合には場所によるので、標高を気にかけるべきで、実際には誰しもそうすることだろう。

地震 

2013年にはボホール大震災が起こり、その前には、ネグロスとセブの間の海で結構大きな地震が起こった。1990年のルソン地震はM7.7とのことだ。日本と同様でフィリピンのどこでも地震は起こると考えて間違いないだろう。活断層マップは検索すれば見つかるので、それも参考にしておくべきだろう。
私の家の周辺はかなり大きな岩盤がつながっていて、地震が起こっても体感では震度が2程度は低くなるような感じで、地震には強いと言えそうだ。しかし、海沿いなので、近くの海底で大きな地震が発生すると津波が来る。

インフラ

インターネット

今時、何はなくてもインターネットということになりそうで、インフラの最初に取り上げたが、実は少し違って、まずは、水道、電気だろう。しかし、インターネットは多くの人の関心事であり、あまりこだわることも無かろう。地域にもよるが、特にシキホール島の場合インターネットの接続状況は刻々変っている。できれば、自分で、Pocket Wii-Fiなどを持参して、対象としている土地で試してみるべきであろう。もちろんその前に、ヒアリングが欠かせない。
そうは書いたが、周囲の日本人を見ていて、そんなことをしている人は皆無である。必要なければ良いが、必要な人ばかりで、かなりおかしいと思う。大手のGlobe, Smart両方予め調べておくべきだろう。

電気

電気が来ない場所に住もうとする日本人を見つけるのはかなり難しいことだろう。無人島に住んでソーラーパネルをとりつけるというのなら電力会社がなくても良くて、私も機会があれば一度試してみたいと思っている。電気が来ないような場所なら地価も日本人にはただ同然だろう。
特殊な場合はこれぐらいにして、田舎暮らしでも、通常は、最寄の電柱から電気を引くことになろう。どこからどのように電気が引けるのか、見積もりとともに、当然確認しておくべきであろう。日本でも、人が住んでいない場所に電気を引く場合には、費用は自己負担だが、フィリピンでは、基本的に自己負担である。
都会やそこそこ人が住んでいる場所なら、解決積みの話題であろう。

片田舎に家を建て、常時は住んでいないのであれば、いない間に電線を盗まれるという話はフィリピンでは多く、シキホール島でも多い。居ない間は誰かに住んでおいてもらうとか、何か対策が必要であろう。

電力料金や停電の頻度も前もって、調べておいた方が良い項目であろう。シキホール島でも、日本より電気料金は高くて、旅行したフィリピンの田舎で、それより何倍もすると言っている地域もあった。そういう場合は確実に昼間は電気が来ない。

電力料金の支払い方法で 先払いができた方が便利という話もあり、その手のことは電力会社に確認に行った方が良いだろう。

水道

そもそも水道は引けるのか から始まり、水圧、 タンクの必要性、料金その他、一般的に調べておいた方が良い内容は決まっていよう。シキホール島の場合には、隆起さんご礁の島なので、水道水の中もカルシウムだらけである。油断していると やかんの中は 鍾乳洞のようになる。だらかと言ってあまり困っていないが、一つ欠点はコーヒーメーカーが頻繁に壊れることである。ピンポン玉を数ミリほどの小ささにした逆流弁の表面にカルシウムが付着するようで、すぐに逆流し出して、使えなくなる。酸で溶せば良いという意見を頂いているが、まだ試していなくて、その前の対策として、コーヒーメーカー用に別途飲料水を買っているが、それでも解決している。 

ガス

タンクのガスを買ってくることになるはずで、地域により料金の違いが少しある程度で、電力料金のように何倍もの地域差が出ることはなくて、ガスを使い始めることは特に問題ないはずだ。それでも、できれば最寄の取扱店に行って、料金を確認するくらいはしたい。
ガス器具の品質が低いという問題があり、使い始めてから それなりに時間を取られそうだ。

CATV

衛星放送まで含めば、どこでも何とかなりそうだが、テレビを見たいのであれば、どの会社がその地域でサービスしているのか確認した方が良い。日本語の放送が見たいという場合も多そうで、その確認も必要だろう。

道路

舗装無しの坂道は基本的に不可と言えそうだが、舗装があっても坂道は要注意で、数年後に舗装がはげても誰もメンテしないので 通行不可になるというような状況も十分想定される。平坦な道だと、穴だらけになるだけだが、坂道の場合は、雨で道と平行に溝ができだすと、いくらでも溝は深まり、簡単に廃道になってしまう。

道については、道幅など一般的に確認すべき話は決まっているはずで、現地に行けば分かるはずだ。

Mid lot / rigit of way

道に関する話題の続きで、土地が公道に面していない場合には、バランガイロード等へのアクセスの道が確保されていることが非常に重要である。当初はフィリピン人が住んでいて、横の空いている土地のどこを通ろうとも、地主は文句は言わなかったが、いざ外国人が住み出すと、自分の土地を勝手に通ってもらっては困ると言い出し、フェンスで道を塞いだりもして、トラブルが起こるのが普通と思っておいた方が良い。通行のために高い代金を支払って欲しいということである。公道に面していない土地がMid lotで、通行権、用益権に当たるのがright of wayである。契約書があればよいが、無ければ、後から道の地主と交渉するつもりでは順番が違おう。

病院 

最寄の病院がどこにあり、どんな医療が受けられるのか確認しておきたい。

田舎であれば、都会の大病院に行く必要も出てくるはずで、そこへの緊急時のアクセス方法、可能な治療、日本語サービスの有無と言ったことも知りたいはずだ。シキホール島だと、以前は、ドゥマゲッティまでセスナで1万円程度で行くことができたが、円安もあり今はかなり高くつくのだろうが、緊急時はセスナを使うことになろう。

買い物 

商店、市場、モール等だが、これについては誰しも確認する話であろう。

交通

バス、ジプニー、トライシクルなど地元の公共の乗り物について十分把握しておいた方が良いが、実際には、バイクや車を買って それに乗る人がほとんどであろう。しかし、パンクの時や、他の地域に出かける時など、公共の乗り物について詳しくなって置かないと、ぼられる元で、その結果、日本人価格が生まれていく。
公共の乗り物に一人で乗れないと、ほぼ自動的に 他の地域に一人で行けない悲しい日本人になってしまう。

その他の諸条件

物価

物価は地域によるが、一般的には、工業製品は都会が安く、農作物・魚介類等のうち地産のものは田舎が安いと言える。調べたから値段が変るわけではないが、特に、最寄の都会まで行けば、どれだけ値段が違うのかというようなことは、調べておいた方が良いだろう。
先日マスバテに行ったが、外国人があまり住みつきそうではない場所で、シキホール島と比べて、農産物・魚介類はかなり割安な感じで、生活しやすそうだった。ハワイでパラダイス・タックスとよく言うが、大きくない島で、さらに外国人が増えると物価が上がりやすい。

大きな町までのアクセス

その昔ビリラン島に行ったときに、島の反対まで朝からジプニーで行ったは良いが、帰りのジプニーは明日までないと言われてしまった。仕方がないのでハバルハバル(バイクタクシー)で帰ったが、これではちょっと厳しい。住むとなれば、バイクや車を買うので問題ないと言えるのかもしれないが、もう少し便利な方が良い人もいて、人それぞれであろう。

ここで特に気になっているのは、小さな島の場合で、隣の大きな島へ渡る船にどのようなものがあるかということだ。

例えば、その昔アポ島に行った時には小さな舟で、行きは何とかなったが帰りは連日荒れて、決死隊のような覚悟で、びしょぬれになって帰った。おまけに外国人向けのボッタクリ価格を続けているので、二度と行きたくない人を増産していると言えよう。

最近マラパスクア島に行った時にもやはり外国人をカモにしようとしていて、他に客はないと主張し、すぐに出発して特別料金を支払わせようとする。昔から体質が変らない。

反対にネグロス島の周囲にあるシパワイ島に行った時には、外国人価格はなくて、10ペソ、20ペソの安い料金で手軽に島に渡れた。シキホール島でも、もう少し安くなって欲しいとは思うものの、外国人価格でぼったくるということはない。

最寄空港までのアクセス

日本から来ることを考えれば、最寄の空港までのアクセスが大事であろう。シキホール島の場合だと、最寄の空港はドゥマゲッティで、船で1時間ほどで行け、そこそこ船の便もある。これが、セブの周辺のマラパスクア島やバンタヤン島だと、最寄の空港がセブで、セブからバスに3〜4時間は乗らないといけなくて、結構大変だ。海や自然環境はシキホールよりも、マラパスクア、バンタヤンの方が良いが、アクセスが悪くてトレードオフと言える。セブとドゥマゲッティを同じように言っているのが、おかしいとも言え、セブなら国際線で直接日本からもアクセスできる。しかし、やはりその後の陸路は課題であろう。昔の台湾の空軍一号のような快適なバスでも出してくれれば、問題ないと言えそうだが、当分実現しそうにない。

シキホールに話を戻すと、セブ空港経由で来る人がやたらと多いが、セブから陸路や船でシキホールを目指すのはかなり大変だ。ドゥマゲッティ経由が楽だが、誤解は続いている。それでも、マニラに着きたくないという人は多く、その場合は仕方ない。

人にもよるが、最寄空港までのアクセスの良さが土地選びの条件の一つになるのは間違いないだろう。

治安

フィリピン全体で、日本に比べて治安が悪いと考えれば間違いないだろうが、フィリピンの田舎の人たちは、自分たちの場所が一番治安が良いと考えていることが多く、「日本も ここみたいに治安が良いのか」と質問されることが多い。

以前マニラ近郊で女性が殺されたことがあったが、その前から予兆というか、そもそも狙われそうな場所だったと聞く。日本で、暴力団が抗争しているような場所に、わざわざ行くようなものと言えるのだろう。

田舎は概して治安は良い方だが、シキホール島では泥棒が多い。私の住んでいる地域は、特に泥棒が頻発している。こちらも時間があれば、探偵ごっこを楽しむところだが、最近は時間に終わて、そうもいかず、かみ合っていない。

同じシキホール島でも、私の住んでいる地域の反対のLiloanというところでは、泥棒はいないそうだ。ちょっとはずれたところにあり、アクセスの悪さが影響していて、外国人密度と関係が深そうだ。

探偵ごっこを楽しむのが目的でなければ、地域の警察の動向も含め、治安に関する情報を入手し、治安の良さそうな場所を選んだ方が良い。


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