趣味の園芸

2006年 8月


自宅にある植物
鉢植え(左)と、最初から植えられていたブーゲンビリア(右)

フィリピンでお勧めしたいことの一つに園芸がある。最近は日本でも熱帯の植物がいろいろ手に入るようになっているようだが、こちらは本場で、選択の範囲も広いし、入手や維持に大した費用もかからない。

実際には、ここでわざわざ取り挙げるまでもなく、フィリピンの田舎に そこそこの広さの土地を手に入れた外国人なら、それなりの庭を造って 植物を植えるのが普通であろう。しかし、それらは、通常 家が豪邸なのに対応して、専属の庭師もいるような、かなり大掛かりなものになりがちだ。最低でも、お手伝いさんを雇って、その仕事の何割かを庭の手入れに裂くようなことになり、固定費が大きく膨らむ。個人的な見解だが、借金をかかえて、毎月返済を続けているのと同じことになってしまう。

これに対して、私の方では、家の予算が50万円と主張しているように、庭にかける予算も極力抑えることを提案したい。庭の予算も50万円の中に含めてしまいたい。
例えば、現地の貧しい人でも 家に沢山の植物を植えているのが普通だが、通常は、植物を買うようなことはせず、知り合いからもらってくる。同様にして、知人から希望があれば、気軽に、無料でわけてくれることがほとんどである。ただで もらってくるのは、乞食と同じでお勧めできないが、自分で植物を沢山増やして、それらと交換するか、もらってくる以上に 人にあげていれば問題ない。

土地が広いと庭の手入れをするのも大変だ。広過ぎる土地は避けるのがお勧めだが、万一そうなっても、庭は一部分だけにしたい。その場合に便利なのが、鉢植えだ。これなら、アレンジも適当に変えられるし、お手軽だ。ただし、鉢植えでは水やりの手間は増えるので、場合によって取捨選択願いたい。

もう一つお勧めなのが、観賞用だけでなく 食用としてハーブなども植えることだ。とりわけ、重宝するのはバジルだ。他にも、現地の野菜をいろいろ植えると良いが、そうなると家庭菜園から農業へと話が広がっていく。それはそれで、当然お勧めだ。ただし、現地の人が豚に食べさせたり、家庭で日常食べている野菜には、1束2ペソで売っているものが多い。いくら出来たからと言って、ほどんど経済的なメリットはないかもしれない。しかし、買いに行く手間も省けるし、自分で作って自分で食べる野菜は、値段に換算するようなものではないことだろう。

私の場合、出かけている場合が多く、しばらく不在の時には、隣人に水やりを頼んでいて、少しは手間賃を払っている。固定費がかかっていないとは言えないが、少しは隣の家の収入になるし、勝手に植物を増やしておいてくれるので、今のところは うまく回っている。

こちらは、ビーチリゾートで撮った写真


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