塩害の考察

2007年1月



通常、海沿いに家があると、塩害にやられることが多いはずだが、幸いにも私の家の場合、ほとんど塩害は気にならない。

パソコンも沢山使っていて、デスクトップのメインで使っているものは、海側の壁の裏側に置き、さらに、デスクはパソコンを覆うように板で覆われて塩害に気を使っているものの、それ以外の十数台は、ほとんどノートパソコンだが 特に対策していない。しかし、これまで、塩害でパソコンが駄目になったことはない。

塩害が少ない理由として、まず、私の家の前の海岸線からリーフのふちまで500mほど離れていて、そこまで遠浅が続いているため、ほとんど波が立たない点が考えられる。波でしぶきが飛んで、それが、強風にさらされ、陸まで海水があがって来て塩害になりそうだ。しかし、波が無ければ、しぶきも飛ばず、その結果、塩害も起こりにくそうである。磯や潮の香りもほとんどなく、物足りないとも言えるが、その分塩害が少ない。

さらに、海岸は岩で3m近くの高さがあり、岩が波で侵食されて、波や風を受け止めるような形になっているのも、塩害を防ぐのに役立っているはずだ。

シキホール島にあるビーチリゾートに、以前一ヶ月泊まったことがあるが、そこで塩害にあった。旅行バックの外側の1部分の金属が錆びてしまった。かばんは安物で、どうでも良かったのだが、それを肩からさげたところ、安物ではない白いポロシャツに錆びがついて取れなくなってしまった。
そちらは、砂浜で海面に近く、リーフの内側も結構深さがあり、波が立ち易かった。
同じ島で 海岸沿いというところまで同じでも、少し場所が違うと状況が大きく異なることもある。

以前訪れた宮古島では、島のどこでも塩害があるということだった。道にも塩。車は対策をしないと駄目ということだった。太平洋に直接面していて、強風の時には島全体に、海水の塩分が飛ぶということだろう。その点、シキホール島は、ビサヤ地方の内海にあって、太平洋側に比べ、海水の塩分が飛び散ることも少なそうだ。

手前味噌な内容で、私の家は塩害がなくて安心だというようなことを書いるようにも見えるが、フィリピンに住みたいと思っている人への 場所選びの参考にして頂きたいと思ってのことである。

台風

以前米国に行った時に、フロリダのハリケーンで海水に浸かった車の話をテレビで聞いた。 一度海水に浸かると、車は駄目になり、中古車として、ほどんど価値が無くなるそうである。その情報もデータベースに入力されることになっているそうだ。しかし、日本で中古車の走行距離を改ざんする話と似て、インチキして、データベース上では海水に浸からなかったことにして売っている車が出回り、騙されて それを買って、損害を受けたという内容だった。

私の家の場合、これまで塩害は気にならなかったが、一度台風の直撃を受ければ、家の屋根は吹っ飛び、フロリダのハリケーンの例と同じく、車が海水に浸かって駄目になる可能性もある。津波が来れば、さらに大変なことになるかもしれない。油断大敵であり、万一の場合に備える必要がある。


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