2004年 5月
セメントで壁にしてあるだけなので、水槽のようになってしまった。左が一人用、右が複数用 お湯につかりながら、満天の星を眺められるように、165度くらいのリクライニングにしてある。
先日、ドラム缶風呂を試してみて、日本人にはやはりお風呂だ思い、今回は、最終目標にしていた露天風呂をつくった。 と言っても、見栄えのするように設計するのを怠り、上の写真のように、魚を活ける水槽のようになってしまった。つくったと言っても、試作の域を出ていない。 しかし つくり直すつもりはなく、最終的な出来栄えは、今後の改良にかかっている。
それでも、飛行機のフルフラットのシートを意識していて、真上を見ながら、お湯につかれるようになっている。天の川がはっきり見える場所なので、満天の星を眺めながら お風呂に入れて、結構 快適である。
因みに、底はS字カーブになっていて、頭の部分は高くしてあり お湯が来ないようになっている。お湯があって、リクライニングした場合に、どういう形状が良いのかというのは、まだまだ設計の余地がありそうだ。
お湯を沸かす
お湯を沸かす方法で、最初に考えたのは、海から流れてきたヤシの殻を燃やすことだ。これを狙って、既に、高さ1m以上の山になるほど、ヤシの殻を集めてある。(→) ところが、実際に燃やしてみると、期待どおりにはいかず、他の燃料と混ぜて使う必要があった。以前に降った雨の湿気が残っていたようだった。
お湯を沸かす必要はあるのだが、熱帯なので、太陽熱だけでもかなり暖かくなりそうである。
燃料用のヤシ殻 水の少ない地域なので、住民は水を汲んで来るため、ポリタンクを使っている。それが、こちらでは、ほとんど黒い色をしている。(←) 普通は汲んで来た水が熱くならないように日陰に置いたり、上にベニヤ板を被せたりしているが、逆に日向において置けば、かなり熱くなりそうだ。
また、浴槽に水を入れておいて、黒のゴミ袋を広げたものを、水の上に被せておくだけでもかなり熱くなりそうだ。給水用の黒いポリタンク 回りに植物を植える
まだまだ これから改良が必要だが、まずは、回りに植物を植えるか鉢植えを置く予定で、これにより、かなり雰囲気は良くなるはずだ。観葉植物の鉢植えを試しているところである。熱帯でカラフルな花も多く 楽しめる。
他にも改良すべき点は多く、例えば、セメントの上にタイルを貼った方が良いのだろうが、それでも風情があるとは言い難い。竹か何かで、敷物を作った方が良さそうな気もする。徐々に手直しするしかあるまい。