交通事故の顛末

2009年6月作成



別途少し紹介したが、先日来られた方がシキホール島の周回道路をバイクで走っていて交通事故に遭われた。前回も通ったので油断もあったそうで、カーブの一部舗装が無かったところで転んでしまったそうである。スピードを落として ほとんど止まっていたということだったが、肋骨6本と、鎖骨が折れたそうだ。肋骨の方は、胸に下げていたデジカメの液晶が割れていたので、こけて地面と体の間にデジカメが挟まり、悪さをしたと考えられる。

普通なら、すぐに病院に直行するところである。しかし、ホーリーウイークで、病院は救急以外は、まともに診察していないし、船も動かない日だったこともあり、結局病院に行かず仕舞いだった。日本語が通じた方が安心ということで、予約した帰国便を待って私の家で静養してもらった。

日本に帰って、医者から、「もしも肺に骨が刺さっていたら助からなかったであろう。」と言われたそうで、やはりすぐに医者に行った方が良かった思う。しかし、以前取り挙げた近所の人の刃傷事件で、ナイフが肺を貫通したと時の例もあり、肺に影響すると呼吸に障害が出そうである。それはないので、肺は大丈夫だろうと思ったりした。しかし、素人判断は危険である。一方、病院に行くと、完治するまで日本に帰してくれなくなる可能性がある。事故に遭われた本人の知り合いが海外で救急治療を受けて、不幸にも植物人間のようになられた例があるそうで、是非とも日本で治療を受けたいという希望を持っておられた。

外傷もなく、ほとんど止まった状態で転倒したという話もあったので、今回のような対応になるのは仕方が無いとも言えるし、日本の医者の話が伝わってくると、ドゥマゲッティの病院に直行してもらうのが良かったとも思う。船が出ない場合セスナ機をチャーターしても1万円ほどしかかからない。しかし、フィリピンの病院からなかなか退院させてもらえなくなる可能性もあり、本人の希望とも異なる。最善の答えは簡単には見つからない。

それでも、今回の対応よりは良さそうな案として、少々追加の費用はかかるが、別の航空券を買ってでも、すぐに日本に帰ってしまうことが考えられ、それについて検討してみた。


ノーマルチケットや、変更可能なチケットの場合は、予約を変更すればよいので、ここでは、それ以外の場合である。

まずは、予約している同じ航空会社に頼んで、前倒しして乗せてくれないかということである。変更不可のチケットの場合には、電話で予約変更を依頼すると、高額の請求をされたり、断られる可能性もあるので、直接空港に行って、スタンバイした方がよい場合もあろう。

それが駄目な場合、別途安い航空券を探すということであろう。最近では、セブパシフィック航空が安値のチケットを販売していて、インターネットでも簡単に購入できるので、それを探すのも良いだろう。関空便は片道5000円〜2万円程度であろう。ただし、毎日は飛んでいないし、直前のインターネット予約はできない。さらに、関西しか飛んでいないという課題がある。

それ以外の航空会社で、例えば、ノースウェスト航空のサイトから直接片道のチケットを幾らで買えるか調べてみると、今日の明日でも、エコノミーで34900円という値段が出てきた。日本から急に出発しようとすると高額になる場合が多いが、フィリピンから帰国する場合には、それほど高くない。 怪我、病気の状況により窮屈なエコノミーでは無理な場合もあろう。ビジネスクラスで検索すると114600円となった。


最後になってしまったが、事故に遭われた方は、現在は 順調に回復されていて、あと数ヶ月したらまたシキホール島を訪れたいということである。



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