美味しいケーキの店@シキホール

2013年 10月作成


チョコレート・ケーキ moistureタイプ

レチェ・フラン(leche flan)

シキホールでケーキが美味しい店を紹介する。

味は良い。 しかし、店はオンボロで、入れる箱もイマイチ。 人によって評価も分かれそうなので、興味のある人のみ話に付き合って欲しい。

JAININ'S CAKE & PASTRIEという店で、シキホールの町中の少し外れたところになる。

日本のように、そして、最近では中国でもそうだが、一人分に切ったいろいろなケーキが冷蔵のショーケースに並べられているわけではなくて、たいていは、できたそのまんまの大きさで並んでいる。

ケーキの種類もそんなに多くなくて、大した説明も不要で、とにかく ここでのお勧めは、上の写真に載せてあるチョコレートケーキとレチェ・フランの二つだ。一方、お勧めと言うのとは裏腹に、この二つのケーキはほどんと店に並んでいない。通常は、前もって注文しておかないと手に入らない。
さらに言うと、チョコレートケーキの方はシーズンがあるそうで、その時期しか作らないと、女主人の夫が言っている。オーブンで一度に焼ける数の注文がまとめて入らないと作らないということだった。たまたまこの男性の誕生日だったそうで、その前から店へ何度か行って、買いたいと伝えていたので、バイクで店の前を通ったら呼び止られ、買えと言われ、折角の機会なので買った。

もちろん以前にも買ったことがあり、その時の印象が良かったので、その続きで今回も買ったということだ。

通常のチョコレートケーキと、上から溶けたチョコレートを塗ってあるmoistureタイプがあり、ここで取り上げているのは後者の方だ。moistureの方がかなり値段は高めでP175. 現地の人には、なかなか買えない値段であろう。お勧めである所以は、もちろん美味しいことだが、冷蔵庫でしばらく保存しておくと、ケーキの生地がしっかりしてきて、ずっしり重厚な感じで さらに美味しい。表面にしっとりとチョコを塗ってあるので、かなり時間が経過しないと、乾いてバサバサにはならない。

もう一つのレチェ・フランの方は、日本のプリンを大きくしたようなものだ。しかし、日本のプリンはかなり洗練されているものも多く、また 格差お菓子で、ぴんきりなので、どのレベルと比較するかにより、日本人のレチェ・フランの評価も分かれそうだ。

それでも、複数の日本人に食べてもらったところ、皆に気に入ってもらった。これは、お世辞というよりも、実際にも良い評価なのだと思う。

レチェ・フランは、数に関係なく注文すれば作ってくれる。こちらで、Clean Siquijor Campaignというお掃除の取り組みをやっていて、終わったあとのおやつにしたり、その他えも何度か買った。ただし、レチェ・フランの方は、フィリピン各地で、ほぼ同じ味のものが簡単に見つかる。

lecheは、スペイン語なので、そう思って検索してみると、同じものの画像がflan de lecheという名前で見つかり、フィリピンを植民地支配をしていたスペインから入って来て、leche flanと呼ばれるようになったのだろうと容易に想像がつく。

簡単に説明するはずが、結構長くなり これくらいにしておく。


JAININ'S CAKE & PASTRIE
ただのぼろい民家風だが、よく見ると、右側に
色あせた看板が出ている。

中は、それなりにケーキ屋っぽい

場所は、シキホールの町の中、新しい方の市場の横の坂を下り、左に曲がって数軒先。

もう一つ、老舗と呼ぶと、バランガイキャプテンの妻を、First ladyと呼んでみたり、オンボロの道がハイウェーだったり、その手のノリで、そんな良いものではないと言われそうだが、シキホールの町には、以前からあるM's Placeというケーキ屋がある。名前はローカルには知れ渡っているから良いのだろうが、写真を撮りに行ったら、店の看板がなかった。上の店の看板も、メンテできていなくて、あれでは逆効果と言えそうなので、それを他山の石として、自分のところを改装した時に、看板は付けなかったのだろうと勝手に想像してしまう。

M's Place
店を改装してから、特に店先が小奇麗になったので、椅子に
座ってビールを飲んでいる外国人を見かけることもある。


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