セブからシキホール島への交通手段の比較

 2015年8月作成    
2018年12月最終更新 




(2016年6月) お奨めルートを追加

個別には既に いろいろと取上げている話題ではあるが、セブとシキホールの間の移動手段について、一通りまとめてみたい。と言うのは、最近、セブに暮らす日本人がかなり増えたようで、こちらへ来られる方でも、セブからの訪問者が増えている。英会話の学習でセブにやってくる人や、その後、現地でそのまま働き出す人などいろいろなタイプの日本人がいるようだ。訪問者からの伝聞情報では、セブには7千人程度の日本人が居るそうだが、確認のためインターネットで検索したところ、大使館へ在留届を提出している人の数は2千人余りで、ある人のブログでは、2013年で約3千人という数字があったが、正確なところはよく分からない。ただ、大使館の数字から類推して、語学学習でしばらく滞在している人などまで含め、また3ヶ月以上滞在する人は在留届の提出が必要というルールに対しての提出率などを加味して、かなり多くの日本人がセブに滞在していることは間違いない。

話が横道に逸れているとも言えるが、セブの日本人が増えたので、セブからシキホールへのアクセスについて、よく質問を受けるようになったので、ここで一通りまとめておきたい。

表にして比較した方が良さそうだが、料金等の詳細な情報を持ち合わせていない場合もあり、分かる範囲でまとめておきたい。どのルートが良いか、人によって条件が違うので、これを読んで、必要なら各自比較願いたい。
通常は、小見出しだけ見てもらったら十分と言えそうだ。


お奨めルート (2016年6月追加)

以前、最初に書いたものは すべてを網羅しようと現実的でないルートも含まれていたりして、分かりにくいので、その中からお奨めルートとして4つ、以下に挙げておく。

・値段が他より数倍するが、始めてで とにかく簡単な方が良い場合は乗り換え不要なオーシャンジェット
・安くて もっとも利用者が多いセブ・リロアン間のCeres Bus + 船の組み合わせ
・寝台の船で安くて人気のLite Ferry(だだし、Cebu→シキホール島方向は、深夜到着でお奨めできない。)
・便数が少ないがセブ・ドゥマゲッティ間は直通Ceres Bus + ドゥマゲッティ・シキホール間を船で移動



セブを陸路移動 + 船

セブ・リロアン(Liloan)間をCeres Bus利用

この経路が一番安くて、特に現地の人には一般的なルートである。とにかく安く行きたい人にお奨めである。セブのサウス・バスターミナルからセブ島南部のリロアン港に行くバスが沢山出ていている。リロアン港までバスに乗り、そこから船でネグロス島のシブランに渡る。シブランから、ジブニーやトライシクルで、ドゥマゲッティまで行き、港まで歩くか、トライシクルに再度乗る等して、ドゥマゲッティ港からシキホール行きの船に乗る。Ceresバスは、ここ十数年は、150ペソから180ペソ程度の値段で安定している。セブからシキホールに来るのは、マニラから飛行機でドゥマゲッティに飛んでその後シキホールに行く場合に比べ、格段に時間がかかり大変だ。バスのリロアン経由がその典型であろう。それでも、セブ付近の渋滞を避け、朝5時頃にセブを出れば、午前10頃のシキホール行きの船には乗れるはずだ。さらに、早く出発し、午前8時頃の船に乗ったというつわものもいる。いろいろなところを経由するので、移動が旅の楽しみな人には特にお奨めだ。

セブ・リロアン間をバン利用

Ceresのバスでリロアンまで行くのと、ほとんど同じだが、乗り合いバンで、リロアンまで行く方法がある。しかし、Ceresにシェアを奪われ、最近はバンもあまり見かけない。ジプニー方式で、満席にならないと出発しないので、流行っていないのは厳しい状況だろう。リロアンでは、Ceres と船着場が少し離れていて、リロアン・シブラン間をアウトリガー船(Pump boat)を利用する場合に、リロアン側はバンの停まっている船着場になる。

セブ・リロアン間をタクシー利用

上の二つとルートは同じだが、セブからリロアンまで、何人かでタクシーに乗ったという日本人の話を聞いたことががある。他と比べ 少しは早く着くかもしれないが、割高であまりメリットは無さそうだ。しかし、人によってはこの方法が良い場合もあるはずなので取り上げた。

セブ・ドゥマゲッティ直通のCeres Bus利用

これが初心者向けとも言えるが、セブからドゥマゲッティ行きの直行バスが出ているので、それに乗れば、乗り換えが少なく簡単だ。ドゥマゲッティでは、Ceresバスは港の前を通過するので、港で降りて、シキホール行きの船に乗り継げばよい。
欠点は、リロアン行きのバスを利用する場合に比べ割高なのと、時間もかかることだ。バスは、リロアン近くのバト(Bato)から、フェリーに乗って、セブからのバスがそのままドゥマゲッティまで行く。バトで、フェリーにうまく乗り継げればよいが、個人的には 船に乗るのに長時間待たされたことが続いて、直通バスに乗るのはやめている。
割高による客離れの対策で、Ceresは値段を割引するようになったが、バスを船に載せては、その料金がおまけにかかるので、原理的に割高は変わらないと言えよう。

船で移動

オーシャンジェット

オーシャンジェットでセブからシキホールまで来るの簡単だが、値段がバスで来る場合の3倍近くするが課題だ。それでも初めてシキホールに来る場合で、旅慣れていない人には、この経路をお勧めする。

オーシャンジェットはセブ/タグビララン/ドゥマゲッティ/シキホールの経路で長らく運行していたが、最近は、ドゥマゲッティを経由せず、セブ/タグビララン/ラレナ(Larena)という経路になり 非常に便利になった。2005年頃にも この経路で運航していたが、それが復活した。

LITE FERRY

セブとシキホール島の間を タグビララン経由でフェリーが運行していて、場合によってはこれが便利である。欠点は、時間がかかることで、特にセブから来る場合には、夜遅くシキホールに到着するので、旅行者にはあまりお勧めできない。反対に、シキホールからセブに戻る場合には、夜行便で、ベットで寝て、早朝セブに着き、旅行者には宿泊費も節約できるので お勧めだ。料金もクラスによるが、通常オーシャンジェットの半額以下で済む。シキホール島ではラレナ港を発着する。特にハイシーズンのクリスマスや1月頃にはチケットが手に入りにくい。

セブ・ドゥマゲッティをコカリオンで移動

セブ・ドゥマゲッティ間は、コカリオン(Cokaliong)がフェリーを運航している。セブから夜行便があり、それに乗れば、早朝ドゥマゲッティに到着し、船を乗り継ぎ シキホールに午前中に到着できる。

飛行機

セブ・ドゥマゲッティ間の5J便を利用

セブ・ドゥマゲッティ間を5J(セブパシフィック航空)が運行している。これを利用するのが、通常の公共交通機関を利用する中では、一番楽で便利であろう。以前は早朝便だったが、最近は、午後の便になり、早起きしなくて良い分 楽になった。
欠点は、飛行機なので、当然ながら 他と比べ高くつくということで、早めにバーゲンチケットを手に入れたい。シキホールまでは さらに船に乗り継ぐ。

直行のチャーター便セスナを利用

時間の無い人や、その他事情がある人には、セブから直行で、飛行機をチャーターすることができる。これが一番便利なのは間違いないが、当然ながら料金が高いのが一番の課題だろう。安全性については 各自判断願いたい。

以前は、定期便が飛んだこともあったが、残念ながら今は運航を取り止めている。

ドゥマゲッティ・シキホール間のチャーター便のセスナを利用

ドゥマゲッティ・シキホール間も飛行機をチャーターすることが可能で 便利だが、全体のバランスから、これと組み合わせるなら、セブとドゥマゲッティ間は、5J便を利用するということになりそうだ。通常は、シキホールとドゥマゲッティ間の船が悪天で欠航が続いた場合で、国際線のフライトがあったり、急病だったりして、何とかシキホールから出発しないといけない場合に、飛行機が利用されている。セブからのアクセスで利用される可能性はほとんど無さそうだが、海が荒れた場合などで、必要なら使えなくは無い。

寄り道ルート

旅行者にはこれが一番お勧めと言いたいが、セブとシキホールの間の移動は、時間がかかり大変なので、途中でついでに寄り道して、そちらでも泊まって観光するのがお勧めだ。移動が分かれるので、かなり楽であろう。寄り道先として一番良さそうなのは、ボホール島だろう。チョコレートヒルその他、観光スポットが多い。その他、リロアン等のセブの南部やドゥマゲッティ等が挙げられる。オスロブのジンベイザメも人気である。


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