犬蟹合戦

2012年8月作成




犬蟹合戦の跡の穴
その後満潮になると、次の日には穴はもうない。

穴の中で、犬にやられてしまった蟹


シキホール島の自宅の前の砂浜で犬が蟹を捕って遊んでいるのをよく見かける。その前に まずは、砂浜に穴が掘られているのを見つけたので、子供が遊んだあとかと思っていたが、実は犬が掘った穴だった。何か食べ物が砂の中にあるのかと思ったら蟹だった。犬が蟹の巣の穴を見つけたら そこを掘り進むようで、ここ掘れワンワン。犬も砂掘りゃ、蟹に当たるということらしい。

本家の棒に当たる方は、未だその現場を見たことがなくて、実は犬は棒には当たらないのでないかと自分自身では疑っているが、その反対というか、自分の方が犬棒作戦を愛用させてもらっている。適当にウロウロと歩いても結構何か見つかるものである。犬棒では駄目で、仮説や原理を元に合理的に探すべきだという意見の方が主流であるが、私は、天の導きというか、偶然の巡り合わせというか、犬棒で見つけたものに愛着を感じる。現在住んでいる場所もまさに犬棒の結果だ。

またまた、話が横に逸れたが、犬蟹合戦の方に戻ると、犬がどんどん掘り進めて行くと結構蟹が見つかる。巣の穴の中には、かなりの確率で蟹が潜んでいるのか、夜行性なので、明るい間は、ほぼ確実に穴の中に居るのか、回数を数えて見れば分かる話だが、まさに暇なことをしていると言われるだけだろう。

掘り当てられた蟹は、犬のおもちゃになり、その後 うまく海に逃げる場合もあれば、殺されてしまう場合もある。

人間も蟹を捕ろうと 竹筒でつくった仕掛けを蟹の穴に挿している人を以前は見かけたが 最近は見なくなった。犬と同様で単に遊んでいただけなのかもしれない。

夜の砂浜で蟹が横歩きしているのを良く見かけたので、まずは蟹が歩きまわるのを徹底的に録画して、その後、蟹の動きを分析し、それをもとに効率的に蟹を捕まえる蟹捕り器のパテントを考えようと思ったこともあったが、またまた暇人と言われるだけで終わりそうだ。実際には暇があればそれも楽しいだろうと思っただけだ。


さて、書き終わって、犬蟹合戦 をキーワードにGoogleで検索したら、結構な数が見つかってしまった。どこにもない話題を届けようとしているつもりが、これでは目新しい話ではないので、掲載を取りやめようかと思ったが、フィリピンの犬では見つからなかったので、そのまま掲載した。他では、石垣島、与那国島などの例が見つかった。


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