前売りを始めたLITE FERRY

2014年1月作成   
2019年1月最終更新


(以下2019年1月追加)

チケットの入手で長い列に並んで待つのが当たり前だったLITE FERRYだが、最近では、前売りでその場でチケットが購入できるようになり、チケットの入手は以前より各段に楽になった。最長15日前までのチケットを販売してくれるそうだ。


予約ができるようになったLITE FERRY

(2016年6月更新)

LITE FERRY

相変わらず混んでいるチケット売り場
@Larena 2016年5月

チケットの購入で何かとトラブルが絶えないLITE FERRYだが、Larenaからの出発では、2016年5月下旬から、予約販売を始めた。ただし、実際にチケットを販売するのは当日だけで、前もって予約のリストに入れてもらい、当日の朝 チケットの発売時間に、チケット売り場に行き、自分の名前が呼ばれたらチケットを購入する。
予約はできるようになったものの、出発当日の朝には、相変わらずチケット売り場は混雑している。旅行シーズンでなければ、空いていることもあるはずだが、最近は、常に混雑しているように見える。満席でない場合には、既に他の乗客がチケットを購入し終わった午後に行けば、並ばずに買えるはずだ。しかし、大抵は午前中に売り切れているのだろう。


LITE FERRYの裏口チケット購入(2014年1月)

LITE FERRYのチケット売り場@Larena, Siquijor

セブからボホール島のタグビララン、そしてシキホール島のLarena、さらにミンダナオのPlaridelの経路でLITE FERRYが運行している。他でもこの会社の船を見かけるので、これ以外の経路もいろいろとあるはずだ。

これまでセブに行くには、シキホールからドゥマゲッティまで船で渡り、近くのシブランから再度船に乗り、セブの最南端のリロアンからバスに乗るという経路で行くことがほとんどだった。値段も安いし、途中のそれぞれで便が多くて便利だからだ。

ところが、最近、バンタヤン島に何度も行くことになった。昨年の台風30号で壊れた家が多く、風で倒れた椰子の木をチェーンソーで切って、家の修理に役立ててもらおうという取り組みを試すためだ。
シキホール島からバンタヤン島に行くには、このLITE FERRYを利用するのが非常に便利だ。夜7時にシキホール島のLarenaから乗船すると、早朝4時頃にはセブに着く。その後、セブのNorth bus terminalからハグナヤ行きのバスに乗り、フェリーに乗り継げば、午前中にはバンタヤン島に到着する。通常ならセブで一泊することになるが、このルートだとホテル代も節約できる。

一度このフェリーを利用したところ便利なので 再度利用しようとしたら、満席続きで乗れなかった。港のチケット売り場に4回足を運んだものの、一度もチケットを買えなかったのだが、知り合いの話によると、買えない理由は二つある事が分かった。

縁故売買

近所の知り合いの話では、親戚がチケット売り場で働いているので、その人に頼んでおけば簡単にチケットが手に入るということだ。この場合は、追加で手数料を取ったりすると 解雇されそうなので、金銭は取らないようだ。しかし、まじめに1時間並んだ末に買えない客がいるのに、裏で売買しているのは、正直者が馬鹿を見ていると言える。並んだあげくに買えなかった私としては特に面白くない。しかし、意地を通せば窮屈だという漱石の言葉もある。フィリピンでは、選挙で勝った側の関係者が、役所のいろいろな職に縁故採用されるのが普通である。この手のことはフィリピンの文化・慣習として普通に存在しているので、簡単ではない。

港のセキュリティによる代行

チケット売り場の横で働いている港のセキュリティに頼めば、50ペソで代行してくれるという話もある。並ぶのを代行するのであれば、どこでもあるビジネスと言えるが、横で働いている勤務時間中に、それをやるのは疑問が残る。朝勤務時間の前に、チケット購入申し込み用紙を 売り場の担当者に渡すだけくらいなら許容範囲なのかもしれない。しかし、その場合は、セキュリティーと売り場の担当者にそれなりに関係があると言え、さらに50ペソの行方、取り分についても気になるところだ。


ここでは、裏口購入の薦めを書いているのではないことを理解していただけると思う。

オーバーステイを続けている人が、「まじめにビザ代を払っている連中は馬鹿だ。」とうそぶいているのを聞いたことがある。その手の輩が読むと、これは裏口購入の薦めに読めてしまいそうだ。その手の該当者は読まないで欲しい。

なんとかフィリピン以外の常識が通じるようになればよいと願うばかりだが、反対に、皆が裏口ばかり利用し、まじめに並んでも全く買えない状態になれば、流石にフェリー会社も見直すことになるという逆の療法があるのかもしれない。




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