蟻殺し火鍋地獄

2007年7月



蟻対策について、これまで何度か紹介したが、完璧な方法が見つからない。合わせて1本を狙うしかなく、その一つの技を紹介する。

まずは、少し横道にそれる。

「フィリピンを制する者がアジアを制する。」と書いてあったのを以前何かで読んだことがある。「フィリピンはデタラメで、いろいろな問題が起こるが、この国でビジネスを始めて 成功するような人なら、アジアのどこの国に行っても、簡単にビジネスを成功させることができる。」というような意味で使っていた。これは いろいろな人の実感で、ある程度は正しいのだろうが、そう単純ではないはずだ。

インドネシアに行けば、フィリピン以上に賄賂を要求されそうだし、ベトナムやタイあたりでは、ボッタクリが多そうだし、どこの国に行っても、いろいろ問題が起こることは間違いないだろう。
インドネシアで賄賂と書いたが、これは、某有名旅行ガイドブックの記述がきっかけだ。インドネシアで空港に着いたら、いきなり 空港の職員に言いがかりを付けられ、別室送りになり賄賂を請求されたという話が、大きく取り上げられていた。私自身がインドネシアに行った時には、そのようなことはなかった。日本の次に長く住んでいるフィリピンでも、今のところ私自身は、賄賂を払ったことも、要求されたこともなく済んでいる。しかしながら、一般的には、フィリピンでもインドネシアでも、賄賂は切っても切れないと言えそうだ。

フィリピンを制したからと言って、アジアを制することができるかどうかは疑問だ。

これに対して 蟻対策については、フィリピンのような蟻だらけのところで、蟻対策に成功すれば、アジアとは 言い難いが、日本の蟻くらいは、簡単に退治できそうである。「フィリピンの蟻を制するものが、日本の蟻を制する。」とは言えそうだ。

日本でも、外来種の蟻が棲み付き、かなり被害が出ている地域があるという話を、テレビで見たことがある。今後温暖化が進めば、そのような事例は ますます増えることであろう。今からフィリピンで蟻対策を極めておけば、将来日本でも役に立つことだろう。

前置きが長くなったが、これは、本題について、少ししか書かなくても十分わかるからだ。

「蟻殺し火鍋地獄」

これだけでも十分だが、少し補足しておく。

私の家の流し台は 現状 水はけが悪く、場合によっては、食べ物のかすが 流しの表面に、少し残ってしまい、それに 数百匹の蟻が群がっていることがある。普通なら、ぞっとするところだろうが、これをチャンスと捉え、横のガスコンロに中華鍋を置いて火をつけ、鍋が熱くなったら、使い古したタオルで、蟻の御一行を掻き集め、鍋の上でパラパラと払うと、蟻が鍋の上に落ちて、蟻のバーベキューができるという次第である。蟻が群がっていれば、どこに居ても良いのだが、とにかく、中華鍋が蟻の大量殺戮兵器に変身するということだ。


インターネットで情報を公開していると、いろいろな人から連絡を頂く。

蝿撲滅作戦については、カルカッタに住む日本人から、「カルカッタでも同じようなことを試して成果を挙げている。こちらの情報が参考になった。」という旨のメールを頂いた。 蟻対策については、アリの巣コロリの製造元の担当者から、「社長がこちらの情報に興味を持った。」というメールを頂いたことがある。その時、こちらの情報を、製造元の方のHPに取り挙げて、リンクをはりたいと言うことだったので、こちらは「どうぞ」と答えておいたが、「場合によっては、そちらの営業のプラスにならないことを書く可能性もある。」とも付け加えておいた。

今回の話は それに近くて、営業のプラスにならないかもしれない。それでも、私は、これまでに アリの巣コロリを何十個(百個以上?)も買っていて、(架空の?)ユーザー会の中では、上位に君臨していると自負している。アリの巣コロリは有効だが、安くはないので、それを使う前処理として、いろいろな方法を併用するのがお勧めである。


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