水漏れ

2000年8月


最初の出しっぱなし現場

次の出しっぱなし現場

最後はほどんど水が出ない

近くに知り合いが住んでいる関係で、CANG-ALWANGという村を良く通過する。ここには、水道のパイプが来ていたが、これまで水が出ているのを見たことがなかった。それが、フェスタに合わせて、水が出るようになったのである。さて、水が出るのは良いのだが、これまで出ていなかったので、蛇口が付いていないのである。それで、すべて出しっぱなしである。

道路沿いに水道管が1本走っているだけ。途中で出しっぱなしにするので、最後のところでは、水はチョロチョロ出るのみ。タンクが一杯になるまで、長時間、子供にパイプの先を持たせているのである。これに対し、途中の給水場では、勢い良く水が出て、すべてのタンクが一杯になっている。そして、あたりは水浸し。いかにも滑稽なことをしていると言わざるを得ない。最後のところで、パイプを持っている子供は、他のところで水が漏れているため、なかなか水が出ないことを分かっていなかった。

また、特に面白い点は、最も水が無駄になっているところには、きちんと水道メーターが付いていて、動作しているのである。しかし、このように駄々漏れでもほったらかしだし、皆で共同で使っているので、メーターは回っても課金されるはずはないだろう。そして、使われない水道メーターよりはるかに値段が安い蛇口は付いていない。

そして3日後、様子を見に行くと、先日メーターだけあって、蛇口のついていないところには、メーターの替わりに蛇口が付いた。めでたし、めでたしと言いたいところだが、まだ問題があった。蛇口が壊れていて、水が止まらないのである。そして相変わらず水浸し。フィリピンの蛇口の品質の悪さには、とにかくあきれる。すべての蛇口が悪いわけではないが、一部のしかし最も良く見る蛇口がすぐに壊れる。メーカーの良心的な対応に期待するばかりだ。

また、水槽のような水ためがあるところが何箇所かあり、そこには水が一杯入っていたが、実は水は流れっぱなしで、あふれていた。これも止めないと駄目だ。別のところでは、ホースに蛇口はないが、竹を詰めて、ほぼ9割方止まっていた。ここは少し進歩している。

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