残念なビール

2017年 9月作成   



口が欠けたビール瓶
気抜けビールの原因となっている

日本の常識はフィリピンでは通用しない場合が多いが、日本になくてフィリピンにあるものの一つが、ここで紹介する残念なビールで、炭酸が抜けていて、何これ?と思うビールにたまに出くわす。最初の頃はよく調べていないので、原因も良く分からなかったが、そのうち、ビール瓶の口を見たら、写真のように欠けているのが分かった。気抜けの場合に瓶の口が欠けているのを確認したのは、最後の方の数回だけで、確認の回数が少ないと言われかねないが、多分ほとんどこれが原因と思われる。その他、王冠や、その下のコルクの欠陥等の可能性があるかもしれないが、大抵はビール瓶の口の欠けが原因だろう。

これまでに10回程度は気抜けのビールに出くわした覚えがあるが、大雑把に言うと1年に一度くらいの頻度で、100本に1本よりはかなり少ないが、1000本に1本よりはありそうに思う。

最近は値上がりに対抗して、値段が安めのBeer na beerを主に買っていて、この写真もBeer na beerだ。しかし、以前は、サンミゲールだけ飲んでいて、気抜けに出くわした回数はサンミゲールの方が多い。

以下は、想像が含まれるが、口が欠けたビール瓶を買った店に持って行ったら、日本の常識なら、当然、新しいビールと交換してくれ、ダメな瓶は、当然廃棄で二度と市場に出たりはしない。

しかし、フィリピンだと、指摘してくれてありがとうとは言われても、新しいビールと交換してくれるとは思えない。そんなことをしたら、まともなビールを飲んでから、少し口を欠けさせ、また新しいビールと交換してもらおうという輩が出るかもしれない。そう思うからで、性善説、性悪説の違いがある。いかにもフィリピンを馬鹿にした言い方で、これ以上言うのはやめよう。

ただ、このビール瓶を、お店に持っていくと、また再利用され、気抜けのビールが出荷されるのではないかという懸念が払拭できない。

新しいビールをもらい、その場で駄目な瓶を割ってくれれば納得できるが、そこまでしてくれるとは思えない。

一歩先に進めない状態が続いている。

進展があれば、また更新したい。


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