携帯電話

2005年 3月
2005年12月最終更新


以下は、これからフィリピンに来ようとしている人など、まだフィリピンで携帯電話を持っていない人に向けた内容である。

インターネットの検索エンジンで「フィリピン」と「携帯電話」をキーワードに検索してみたら、15万件ヒットした。沢山の情報を得られることがわかる。携帯電話に関する情報はインターネットで十分得られるので、わざわざ私の方で書くことも無いと、ずっと思っていた。ところが、これからフィリピンに移住したり、長期滞在されようとしている人に対して、 携帯電話の利用に関して 私が提案したい内容を見つけて リンクしようとしても、これが なかなか見つからない。 そこで、自分で少しまとめることにした。

提案したいことは 単純で、フィリピンにそこそこの期間滞在するつもりなら、さっさと携帯電話を買って頂きたいということである。

一部の人を除いて、通常は フィリピンに滞在している人を心配する家族や関係者が日本にいるはずだ。私も再三フィリピンは安全な国だと説明しているし、実際にフィリピンに来られた人は、「来る前に持っていたイメージとは随分異なり、全然大したことはない。治安の不安などない。」と、そのように思われるのだが、フィリピンに来たことがなくて、日本で待っている人たちには、やはり心配なのである。
そこで、頻繁に連絡を入れたり、いつでも連絡が取れるようににしておくことが必須の義務と言える。それを簡単にできるのが携帯電話である。私の場合は、恥ずかしながら 日本では未だ携帯電話を使ったことがないが、フィリピンでは必要なので使っている。

どこかの家にずっと滞在していれば、その家の電話をあてにすれば、連絡は取れることにはなる。しかし、せっかくなので、違う場所に出かけたくなるのが普通だ。そうなると携帯電話が便利だ。また、日本に電話する場合にも、自分の携帯電話からかければ、ややこしい精算なども不要だ。

あまり深く考えずに、さっさと買ってしまった方が良いと言う もう一つの大きな理由は、費用が十分安いと言えるからである。

フィリピンではプリペイ式の携帯電話がほとんどで、最近なら6000円程度で普及機が買える。数年前と比べ格段に小さくなって、200gもなくて、日本に持って帰るのも簡単だ。 これでも値段が高いというのなら、中古も沢山売られていて、私が数年前に買って 今も使っている機種ならば、2000円余りで買えてしまう。

/* 1件コメントを頂いた。  マニラでは、安い中古が手に入りにくいとのことだ。*/

費用としては、さらに、電話番号の維持費と通話料金を払う必要がある。
電話番号を維持するには、私の使っているGlobeの場合だと、300ペソのプリペイカードを、6ヶ月以内にロード(携帯電話から電話し、買ったプリペイ・カードに書いてある固有の番号を送りつけることで、度数を加算 )し直せばよい。一番安くあげるなら、年間1200円ほどで済む。ロードした300ペソの度数は、もちろん通話に使えるので、電話番号の維持料として特別な費用がかかるわけではない。ある程度以上 電話をかけていれば、問題なく番号は維持される。
前のロードから2ヶ月以内に再度ロードすれば、プリペイの残高(累積の全部)も、ずっと維持できる。日本に帰るのが2ヶ月未満なら、帰る前にロードしておけば、次回そのまま使える。

通話料金は、IP電話など 日本で何か安くなる契約をしている場合には、日本からかけた方がお得である。 「元気だよ」だけで終わるのなら、300ペソのプリペイカードでもかなりの回数、日本に かけられる。

携帯電話の本体は、町のいたる所で売っているので、容易に購入することができる。使い方は、店の人が簡単に説明してくれる。言葉に自信がないなど、不安な場合は、知人に付いて行ってもらうとよい。ケースも一緒に買っておいたら良いだろう。

日本に帰る場合に、
2ヶ月以内なら、前述のように 帰る前にロードしておけば問題ない。
2ヶ月から6ヶ月の場合には、帰る前に残りの度数を使い切っておけば良い。
6ヶ月を越える場合には、残りを使い切り、次回、SIMカードを新たに購入して新しい番号に乗り換える。または、知人に携帯電話を貸しておき、6ヶ月以内には、ロードを繰り返すように、プリペイカードを渡しておくということになろう。 場合によっては、売ってしまう。または、誰かにあげてしまうということもあろう。

とにかく、携帯電話が無い人は、さっさと購入して、日本で待っている人と頻繁に連絡を取って頂きたいものである。くれぐれも行方不明だとは言われないようにしたいものだ。


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