チェーンソーの貸し出し

2006年 1月


チェーンソー(18インチ)

補修が済んだ家

フィリピンで田舎暮らしをしていると、チェーンソーが結構役に立つ。私の場合は 自分ではうまく使えないので、大工に使わせるのだが、いろいろな場面で役に立っている。所定の大きさに切られた材木を買うのではなくて、植わっている木をそのまま買って、必要な大きさに切れば、通常はかなり安く材木を調達できる。ただし、木を切る許可については、地域によって実効上の違いが大きいので それぞれ確認する必要がある。

さて、ここでは、自分用にチェーンソーを使うだけでなくて、人に貸してあげて役に立った事例を紹介する。台風で、半壊した家があったのだが、そこにガソリン代も付けて、チェーンソーを貸し出した。山の近くの家だったので、自分のココナツ等の木を持っていて、それを自分で切り出してもらい、家を修理する材木として使ったのである。茅葺の屋根だが、これも自分で材料を調達してきて自作である。

壊れたのは おばあさんの家だが、通常は息子など、親戚に大工はいるものである。無料の労働力も簡単に手に入ることだろう。大工の仕事がそんなに多くあるわけではなく、空いている時間の方が多いのが普通だろう。人手は簡単に手に入るということだ。

元の家はかなり老朽化していたが、現地のレベルで見れば、修理後 結構良くなった。ガソリン代を1000円ほど支払っただけで、台風で半壊した家が修理できて、前より少しでも良くなったということは、私にとっては、すばらしい成果だ。これだけでもチェーンソーを買った値打ちは十分にあった。

チェーンソーの値段は、日本とフィリピンでは結構違いそうだ。ただ正確に比較するのは簡単ではない。フィリピンでは大きめのチェーンソーが多く値段は高め。ちなみに 現地の人は大きなチェーンソーを使いたがるが、通常は そんなに大きくなくても、ほとんど問題ない。一方 日本では、日曜大工の店で、単価は安く小さめのチェーンソーをよく見かける。
私は、米国によく行くので、シアーズのバーゲン品を買った。18インチで、159ドル+税金だった。チェーンなどの交換品を予め買っておき、問題なく使えている。燃料のガソリンだけでなく、チェーン用のオイルも消耗品として結構必要だが、これは、バイクなどのエンジンオイルで代用できている。


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