牛特集  牛で草刈る

2006年 8月


牛に働いてもらう方法としては、まず 牛耕が挙げられ、今でも、フィリピンの田舎では 広く行われている。これに対し 農業はしない場合でも、動物草刈り機として、働いてもらうことができる。最近では日本でもレンタ・カウを借りてきて、荒地の草を刈る仕組みが出来ているらしい。

私の場合、以前は 庭の草は自分の手でむしるか、人を雇って手入れする必要があり、厄介な代物だとしか見ていなかった。しかし、牛に食べさせるようになってからは、草が天然資源のようにでも思えてきて、牛に庭の草を食べさせると、とてもトクした気分になる。

人や草刈り機のような完璧な仕上がりとは言えないが、そこそこ良い長さまで草を食べてくれ、十分満足のゆく結果が得られる。

私の場合には、ロープにつないでいるだけなので、端の方の草が食べられず残ったりする。電圧のかかった電線で取り囲むなどの工夫が必要だ。また、お祭りの馬と同じで、どこにでも糞をするので、糞をする前に、他に移動するか、事後処理するか、何か対応しないといけない。まだまだ改善の余地はある。しかし、現状のままでも、牛は十分役に立っているし、日本の自宅で余っている古着を捨てずにフィリピンに持って来て 近所の人にあげると 有効活用できるように、雑草が有効活用されているところが素晴らしい。


ホームページへ戻る