フィリピン料理

2000年2月


フィリピンにうまいもの有りや、無しや?くだものについては、文句無しにYes。しかし、料理についてはYesかNoか意見が分かれるであろう。ここでは、現地で順時出くわした食べ物を紹介する。評価の一助となれば、幸いである。

えび野菜炒め(Shrimp with Vegitable)

フィリピンではえびは高級品だが、日本に比べるとかなり安い。 1kgで約450円(160ペソ)。従って、かなり贅沢にえびを使うことができる。この料理も、えびをふんだんに使った贅沢な料理で、野菜も入ったヘルシーメニューでもある。味は、醤油ベースでシンプルだが、素材が良いので、美味しくいただける。

パキセウ(Pakisiw na isda)

パキセウ(Pakisiw)は酢と醤油味の煮込み料理。イスダ(isda)は魚。魚の煮付けが酸っぱいと、日本人には始めは変な味かもしれないが、慣れてくると結構おいしい。舌がフィリピン化したということか?

醤油野菜炒め(Kamotetops)

醤油にどっぷり浸った野菜炒め。トマトと現地のほうれん草を使っている。少し塩分が多いので、たれを落としながら食べると、日本人にはちょうど良いであろう。

赤米(Red Rice)

通常は白米であるが、ビタミンBが豊富なので、こちらを食べる人も結構多い。日本の玄米のようなもの。

イカ・アドボ(Lumayagan na adobo)

Lumayaganは小さなイカ。アドボは酢を少々と醤油と加えて炒める、フィリピンの代表的な調理方法。パサパサのご飯と、酢入りで汁けの多い、この手の料理は良く合う。

野菜炒め(Chopsuey)

チョプスイ(Chopsuey)は、英語では米国風中華料理のことだが、フィリピンでは、中華風野菜炒め。野菜をあまり食べないフィリピンでは、貴重な料理。写真はジャガイモの入った特製のチョプスイ。

魚のレモンバター炒め(Butter Lemon Fish)

癖がある魚も、この手のきっちりした味に、料理するといったいどの魚を食べているのか、わからなくなる。しかし、美味しい。

焼きバナナ(Burbeque Banana)

フィリピンではバナナの種類が多いが、San Pabloと呼ばれる硬めのバナナは、串刺しにして焼いて食べると美味しい。バターかマーガリン、さらに砂糖をまぶして食べる。

Fried fish fillet

成長する前に漁師が獲ってしまった鯖の切れ身を、いろいろなスパイスを加えた小麦粉でまぶして焼いたもの。魚の切れ身を準備するのに時間がかかる。

注) アドボとパキセウの相違点
  
パキセウは煮込み料理。アドボは炒め料理。材料によってパキセウにするかアドボにするか違  ってくる。牛肉、豚肉、鶏肉、イカはアドボ、普通の魚はパキセウにする。味付けはほとんど同じ