旅行中の飲み水

2009年 5月作成



旅行中の飲み水と言えば、ボトルに入ったMineral water, Purified waterが基本であろう。旅行で各地を回ると 水も変わるので、どこかで一度でも水にあたると大変なので、いつもボトルで買ってきて飲むのが安心ということになるはずだ。私の場合だと、例えば米国に行けば水は割高感があるので、牛乳を買って飲むことの方が多いが、これも同じようなことである。

ところが自宅に帰れば、普段の飲み水になり、それもペットポトル入りを買うと言う人も少なくないのかもしれないし、わざわざ清水を汲みに行くというこだわり派も少なくないだろう。しかし、日本では、水道水が飲めるので、それで十分安心で、とにかく地元の水を飲んで置けば十分ということになる。

私の場合、シキホール島に居ることが多いが、地元の井戸水や水道水を飲んでも問題ない。実際には、米国と同じような5ガロン入りのポトルの水が安いので、直接飲む分はそちらを飲んで、コーヒーや料理には、井戸水または水道水を使う。店で食事する場合が多いが、そこで出される水は水道水で、それを そのまま飲んでいるが特に問題ない。

私のところの訪問者の場合、一緒に店で食事をすると、出された水を一緒に飲んでいる人と、ペットポトル入りの水を購入する人に分かれる。買うと、食堂では1リットル入りで25ペソ、30ペソ等という値段になり、安飯の場合、費用が5割増し以上というようなことになりかねない。(わざわざ日本から来ている人に、そんな安飯屋に連れて行くのは困りものという意見も出そうだが、普段の生活がそれなので仕方ないと、こちらは開き直るだけだ。) 節約、値段のバランス、万一の場合のための安心代等、いろいろな考えが交錯するが、これまで失敗した人は一人もいないので、もしもしばらく滞在するのであれば、もしくは、何度も来ようと思っているのなら特に、思い切って飲んでしまってはどうかと思う。カルシウムが豊富なので、牛乳など飲まなくて良いという利点もある。

このように、一箇所にそこそこの期間滞在する場合で、良い条件が揃っているならば、一度試しに飲んでみて、大丈夫なら、そのまま飲んでしまうという方針もあり得る。これをお奨めしたいのだが、そう言うと、確率の問題で、そのうち誰かが、水に当たるかもしれない。トラブルを避けるため、通常は、「旅行中は、ペットボトルの水を買ってきて飲みましょう」という言い方になるのだろうが、こちらの気持ちは十分伝わっているはずだ。

最後に、いくら注意しても、結果的に水道水を飲んでしまったことになる可能性が高いのが氷である。

そのままの氷には注意しても、フィリピンに旅行中の外国人なら、マンゴ・シェークとハロハロを注文してしまうことが多そうだ。これには、通常、水道水から作った氷が入っているはずである。アイスティーや安物のジュースに至っては、どちらも、元は粉を水で溶いているので、ほとんど水道水と言える。これらを、飲んだり食べたりしてしまった後で、問題がなければ、御当地の水道水を飲んでも問題ないと判定できそうだ。


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