ドゥマゲッティ安全情報

2010年10月作成
2014年2月更新


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旅行者には安全な町と言われているドゥマゲッティだが、住むといろいろ安全に気をつけないといけないという話である。
以下は、ドゥマゲッティ在住者から聞いた情報なので、誤りがあれば指摘願いたい。

4年ほど前、学生に携帯電話を貸していたところ、引ったくりにあったそうだ。通りでテキストを打っていたら、走ってきたバイクに乗っていた男に盗られたということである。また 2年前に近所の人がセブに行って、同様にサウス・バスターミナルで携帯電話を引ったくられたそうだ。フィリピン全体のどこでもありそうな話だが、シキホールは島で逃げにくいのか、引ったくりは聞かない。最近は、携帯電話も安い機種が多く出回ったためか、全般に携帯電話の引ったくりはあまり聞かない。

5年ほど前に私のところに来た訪問者で、その後ドゥマゲッティで住みだした人の話である。夜にトライシクルのドライバーによるホールドアップが出るので要注意ということで、私も夜はできるだけ乗らないようにした。しかし、場合によっては乗らざるを得ないこともあったが、これまでのところは問題ない。その手の噂は最近聞かないので、もういなくなったのかもしれない。
さらに、その人の話では、市場とベルタワーの間には不良、ギャングがたむろしているので要注意ということだったが、何度も前を通っていても問題はない。
詳細は書けないが、その人は、ドゥマゲッティで事件に巻き込まれ、しばらく日本に帰った後、話をつけるため現地に戻ろうとした。しかし、ある人の薦めで、日本の警察の国際部に相談に行ったら、それは美人局で、大金を巻き上げられるだけだから 行かない方が良いと言われ、その後 フィリピンに来れなくなってしまった。その人は そのまま日本の自宅に居るのだが、現地では、日本で指名手配され、逃亡中で 家にも戻れないというこという話になっている。

以上は前置きで、以下は、ドゥマゲッティに20年住んでいる日本人から聞いたかなり過激な話である。
3、4年前までは問題なかったが、最近はドゥマゲッティで毎週のように殺人事件が起こっているそうである。
その人の親しい知り合いが殺されたので、通夜に花を届けに行ったら、その会場で もめて、別の人が殺されたそうである。
その人のところに来た日本からの訪問者が 山の方に行った(多分 戦没者慰霊碑への参拝)その帰りに、殺されて間無しの、まだ警察も来ていない死体が道に転がっているのを見たそうである。
麻薬がらみの犯罪が多く、警察が犯人を捕まえて、有罪になっても、フィリピンのことなので、簡単に刑務所から出てくるので、犯人を山に呼び出し、成敗するそうで、これをSALVAGEと呼ぶそうだ。
つい最近も別の殺人事件が起こったそうだ。やはり麻薬がらみで、ある家で働いていた男性が、午前4時頃、その家で殺され、放火されて、家が半焼し、勤めてまだ3日目のメイドも、まき沿いを食ったそうだ。隣人がその様子を見ていたので、犯人は起訴されたが、裁判で隣人が証言した3日後に、殺し屋が隣人の家にやってきて、証言した隣人は 子供の見ている前で殺され、事件もそのまま、うやむやになってしまったとのことだ。
Robinsonと海の間の地域にその日本人の知り合いが住んでいるので、よくそこへ行くそうだが、麻薬の取引をしている時には、角に人が立っていて、近づかないよう合図されるそうだ。その人は、そこに知り合いが住んでいて、自身はドゥマゲッティに長く住んで慣れているので、そのまま、その地域へ入ってしまうそうだ。普通は行かない方が良いということである。

昔、サンフランシスコの新聞に、ギャングが居るので近寄らない方が良いという地域を示した地図が掲載されていたが、同じような話である。

ただし、これでも、マニラやセブに比べれば、ドゥマゲッティは平穏な方なのだろう。

シキホールでは、今のところ殺人事件はほとんど聞かないので、このままの状態が続いて欲しいと思う。しかし、最近はシキホールでも、特に土地がらみで大金が動くことが多くなっているのは事実だし、フィリピンでは、大金と殺人は結構相関がありそうである。数年すれば、シキホールも ドゥマゲッティと同じような状況になるというのが、その日本人の予想であるが、そうならないよう願うばかりである。
今でも、フィリピンの田舎に行けば、現地の人たちは、「日本は ここみたいに安全なところなのか」と聞くことが多いのは変わらない。シキホール島でもVery peaceful.と、現地の人たちは自慢げに話す。ただし、コソ泥には要注意である。これが、人口が千人以下のアポ島に行くと、家に鍵が不要な世界が広がっているそうだ。


(2014年2月更新分)

前回話を聞いた同じ知り合いからの情報である。ドゥマゲッティに20年以上住んで、NGO活動を続けて来られた方で、犯罪と関わるような人物とは、正反対の人だ。

すべて最近の話で、まずは、その人の家の前で殺人事件が起こったそうである。ドゥマゲッティから西へ向かう幹線道路上で、白昼、本人は家の中、使用人は庭で草刈をしていた最中の出来事だそうだ。対立するシャブの売人のグループの抗争によるそうだ。

また、町中の質屋で 強盗殺人事件が起こり、おばあさんが殺されたそうだ。

NORSUの南、PNBの西側にある教会の周辺で、白昼ホールドアップがあり、女学生が襲われたが、通行人は見て見ぬふりをしてそのまま通り過ぎていったということだ。

外国人が家を売りその代金を引き出して銀行を出たところで、強盗に襲われたそうだ。

その知り合いが定期預金をしたが、本来なら知っているはずのない別の銀行から預金を勧められたそうで、良くない噂の職員が絡んでいるそうだ。
大金を預金しておくと、職員が悪党に情報をばらし、誘拐されやすいというのは昔から言われていることで、情報の漏洩に関してその通りのことが起こっているということだ。

ドゥマゲッティでの殺し屋の代金の相場は以前は5千ペソだったものが、最近は3万ペソまで値上がりしたそうだ。

シキホールでは、まだこの手の凶悪な事件は起こっていないと言いたいところだが、実はそうではなくて、数年前に、私の自宅から2、3kmほどのところで、バイクに乗った覆面の殺し屋二人組みに、知り合いの親戚がやられたことがあった。

泥棒は日常茶飯で、先日近所のバランガイキャプテンの家で3万ペソ盗まれたそうだ。近所に住む日本人も最近4度泥棒にやられたそうだ。以前別の日本人も夜中に泥棒に入られたが、犯人の顔を小学生の娘が見ていて 知り合いだったそうだ。残念ながら、私の家でも、別途紹介しているように、何度も泥棒に入られているが、結構犯人を捕まえたり、盗まれたものを取り戻したりしている。しかし、最近は時間の余裕がなくなり、探偵ごっこを楽しむことが、なかなかできなくなってしまった。港にバイクを停めておくと、ガソリンを抜かれるという情報があり、これなどは、簡単に犯人を見つけられそうで、暇になれば是非、探偵ごっこを再開したいと思う。ガソリンを盗んだつもりが、豚の血でも 出てくるような仕掛けができたら面白そうだ。

以前の例を再度紹介すると、以前長く住んでいた下宿屋で、共同の冷蔵庫にコーラを入れていた時のことだ。少しずつコーラが減っていくので、中に、塩入りのアイスコーヒーを入れてやった。冷蔵庫は一階にあり、二階の自分の部屋で果報は寝て待てを続けるまでもなく、一階からゲーという声が聞こえて、犯人がすくに分かった。


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