無料コテージの輪

2014年 3月作成


ボホール在住の知り合いの敷地内にできた
訪問者用のコテージ

こちらで いろいろな事を言っているが 思うように進んでいない取り組みが多い。これもその一つと言えるが、無料のコテージの輪を広げ、お互いに泊まって、気軽に安く旅ができるようにしたいという構想を持っている。私のところの無料コテージには、これまで結構な数の訪問者が泊まりに来た。その中で関心のある人に、無料コテージの輪に参加してもらい、必要ならサポートするようなことを話して、かなり乗り気の人も少なくない。しかし、実際には、定年退職するまでかなり時間があったり、こちらもその後どうなったかフォローしていなかったりで、時間ばかりが経過したが、ボホールの知り合いのところに訪問者用のコテージが完成し、試しに泊まらせてもらった。それなりには趣旨に賛同してもらっているとも思うので、この取り組みの第一号ということになろう。

この知り合いによれば、他に泊まりたい人がいれば、こちらから紹介すれば、こちらでやっているのと同じ条件で泊めますということだ。


無料コテージについては、宿のオーナーも含め、反対意見が少なくない。誰にでも受け入れられる案ではない。しかし、かなり多くの人から賛同を得られるとも思う。

そもそも、大々的に宿泊業を始めるなら無料で泊め続けることはあり得ない。ここでは、訪問者用に、コテージを1、2棟建ててみたとか、自分が休暇で泊まりに来るためにコテージを建てて、空いている時は人に使ってもらっても良いというような場合を想定している。

小規模で民宿をうたっているようなところもあろうが、日本人が対応するなら人件費は安くないのが当然だと思う。しかし、その結果 他と比べて極端に高くなり 日本人価格の謗りを受け易い。それとは反対に、安い値段で泊めても、どうせ建物のメンテナンスの費用も出ないくらいで、儲からないだろう。良い答えはなかなか見つからない。

小規模でも続けやすそうな有料の施設としては、例えばVacation rentalと呼ばれるような、そこそこ高級な物件が考えられる。それなら例え一軒だけでもそれなりの収入になろう。しかし、ここで言っている無料コテージは数十万円程度の予算でお手軽に建てられるもので、高級物件は想定していない。無料で泊まるのに贅沢言うなという考えである。

結局、高級ではなくて、しかも小規模な物件を、有料で泊めても あまり良い結果は見込めそうに無い。それよりは、無料で泊めて、いろいろな人に来てもらい、知り合いを増やすことを考えたり、やって来た人で自分にないスキルを持っている人と、何か一緒に新しいことを始める算段をするとか、他の効果を期待した方が良さそうだ。

そんなややこしいことは抜きにして、単に喜んでもらえればそれで良いとも言える。



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