イロイロでうろうろ

1999年9月作成   
2008年6月最終更新


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イロイロの町にて

右は、ピーナツ(現地の言葉でマニ)売りの屋台。マニ、マニ、マニ、マニ、マニと言って売っている。

イロイロ空港

マニラ及びセブとの間でフライトがある。(写真は旧空港。2007年、新空港へ移転した。そのうち利用したい。)


イロイロは マニラの南 400kmほどのところにあるフィリピンの地方都市である。

これまでイロイロには4回行った。最初は1997年の8月。次に2年後の1999年の8月。そして、2002年1月と2008年5月である。
最初に行ったときは、かなり暗い印象を受けたが、1999年の2回目以降は、大きなショッピングモールが営業を始め、随分様変わりした。空港近くにSM。町の中心から北へ向かい、橋を渡ったところにGAISANO。そして町の中心にMarylandというモール。さらにもう一個所ロビンソン・デパート。どこも米国のモールのように綺麗で快適。フィリピンの人々にそんなに購買力があるのかと心配になるほど大きなモールもある。しかし、どこも人で賑わっているのは、マニラや地方のその他の大きな都市と同じである。建物の中は涼しく、フードコートも充実しているのでうろうろするのに最適だ。







ILOILO SM City

祭りの衣装の展示@SM

GAISANO

イロイロの観光スポットとして、ガイドブックの最初に登場するのがイロイロ博物館。スペイン統治以前から近代の品に至るまで、豊富な展示がある。日本人の興味を引くのは、やはり第2次大戦中の日本軍の遺留品だろう。当時のレベルからしても最新鋭からほど遠そうな機関銃を見ていると、「だから日本は負けたのだ。」と語りかけているように感じる。日本人学校の写真も展示されており、当時イロイロにも、ダバオのような日本人町があったことがわかる。

イロイロ博物館

日本人学校の記念撮影

イロイロの南で、2kmほどしか離れていないところにあるのがギマラス島。島好きの人におすすめだ。この島にはビーチリゾートが点在していて、何個所かに泊まりながら島を回れる。
イロイロから 渡し舟で簡単に行くことができ、料金も片道8ペソと格安。(午後9時以降に、チャーターすると240ペソ)(2002年1月)

たまたまだろうが、天気もいろいろで、雲が来たり無くなったり、雨と晴れが繰り返した。(写真右)

ギマラス島


イロイロでうろうろするには、タクシーも使えるが、ここはフィリピン。ジプニーを活用したい。インフレが進んでいるが近距離料金は
7ペソ(2008年5月現在)。イロイロと郊外の町を結んでいる。だだし、ジプニーを降りる時の合図は、他の地域とは違い、お金で手摺りを叩いたりしないので要注意。タガロク語と同じで、Lugar(ルガール)と言う。郷に入りては郷に従うべし。


イロイロと各地を結ぶ交通手段もまさにいろいろ。
飛行機では、マニラおよびセブとの間にフライトがある。フィリピン航空、セブ・パシフィック、エアー・フィリピンの3社が就航している。
大型のフェリーでマニラなどへ行くこともできる。
飛行機と同様、便が多いのは、バゴロドとの間の船の便である。これについては、6年間で、随分様変わりした。2002年の主なプレイヤーはROYAL FERRYとBULLET EXPRESSの二つであった。それが、2008年はOcean JetとWeeSamになった。もう一つさらに割引している高速艇があったが、残念ながら 時間がなくて調べられなかった。(2008年6月)
実際には、港に着いてみて、出発がま近な船に乗ることになることだろう。
イロイロのあるパナイ島内の各地へは、通常のバスだけでなく、乗合バンもあり、早くて便利だ。

WeeSam Express

乗合バン

(参考)イロイロでうろうろするためのホテルイロイロ・バゴロド間の船の便


(2008年6月更新分)

What’s up?

中国に行けば、毎年、凄まじい勢いで様変わりしていったところが多いし、別のところでも、例えば、クアラルンプールなどは、90年代の半ば頃までは、まだまだ東南アジアの町で、昔ながらの雰囲気があったが、それが7、8年後に行ったら開発が進んで、多くの場所が 近代的な街並みに変身して、高層ビルも林立するようになった。
それに比べるとフィリピンの町の開発の進み具合は速くないが、5年程度の間隔で町を見ていると、フィリピンでも、それなりに変化が感じられる。

6年ぶりのイロイロでは、フィリピンなので、雑然としているのは基本的に変わらないが、町をうろうろしていて、カラフルな建物も沢山見かけ、お洒落な方向へと向かっていることが見てとれた。
そう言えば、ドゥマゲッティでも、最近、お洒落なスイーツの店ができたが、オーナーが店を維持できるかどうかは別にして、同じような傾向なのだろう。 
田舎のサリサリストアの前で、日本のしょうぎのような長椅子に座って、仲間うちで酒を飲んでいる昔ながらの姿とは、かなり異なる。

博物館は、よりカラフルになった。

TIMES SQUAREとは、ちょっと言い過ぎだが、ここもカラフルな建物の一つだろう。 テラスで食事できるところが増えた。ドゥマゲッティのMACでもそうなっている。フィリピン全体の傾向だろう。

上の方にも書いたが、バコロド・イロイロ間の船については、すっかり様変わりしてしまった。現在 シキホールにも来ているOcean JetとWeeSamの便がこちらでも多い。しかし、会社が変わっただけで 他は変わらず、基本的には、船着場に行って、早く出発する船に乗るということになるはずだ。

イロイロ国際空港

ここ数年での、この町での大きな動きとしては、新しい空港ができて、そちらに移転したことが挙げられる。セブ・パシフィック航空(5J)の期間限定バーゲン・セールでセブ・イロイロの片道航空券が全部込みで699ペソで売られていたが、その手の航空券を買って、一度空港を利用してみたいものだ。しかし、まだ行く機会に恵まれないので、インターネットで検索してみた。空港を利用した日本人のブログなどが見つかったが、空港のオフィシャル・サイトはないようだ。iloiloairport.comから自動的に飛んで行くブログには、イロイロ国際空港関連のニュースを集めて、そのままコピーを掲載している。
また、
Wikipediaに詳しく空港のことがまとめてある
それによると、空港は 町から19kmのところにあり、新空港の常だが、かなり遠くになった。
滑走路は2500m級で、747にも対応しているそうだが、同レベルの小牧空港で、以前ノースウェスト航空の744が着陸する時に、止まれ止まれと念じていたのが頭をよぎる。どうせなら3000m級にして欲しかったと言いたくなるが、単なる言いたい放題であろう。
5Jのイロイロ・香港直行便を計画中ということだが、まだ登場していない。






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