JP's Eatery @ドゥマゲッティ

2013年 9月作成
2013年10月更新



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ドゥマゲッティで安くて美味しい食堂 JP's Eateryを紹介する。私が始めてJPに行ったのは、7、8年前のことで、青年海外協力隊の人たちと一緒に食事に行った時のことだ。その後、いろいろな人をここに連れて行ったので、口ずて、ブログずて等もあったのではないかと思う。今回は、遅ればせながら 折角なので取り上げてみた。さらに言うと、残念ながら、以前に比べ値上がりしてしまったが、その中で、ベストに近い組み合わせが最近見つかったように思うので、それを紹介したい。

ドゥマゲッティでは以前、ドゥマゲッティ振興会というサイトができ、そこがいろいろと現地情報を紹介してくれるものと期待していたのだが、管理人が日本に帰ってしまったのか、工事中のまま、更新が止まってしまった。それで、仕方なしに、例えば、ビーチリゾートのリストを自分で何度か調べに行って作成したりしたこともあった。そうは言っても、シキホール島に住んでいては、限りがあり、今回は、特に思い立って書いてみた。他の店に行くのは止めても、ここは捨てがたい味だという思い入れがある。

JP's Eatery

おかずが何十種類も並ぶ

店内の様子

豚のバーベキュー(シノグバ、右から二番目)、ビコールエクスプレス(一番右)、バナナもつけて合計約60ペソ
フィリピンの安食堂のデフォルトで無料スープ付き

写真のように、店はお世辞にも綺麗とは言い難いが、その分安いだろうと思わせるような造りである。しかしながら、振り返ると、以前は、もっと小汚かった。それを改装して現在の姿になったのだが、その分値段が1.5倍くらいになった感がある。しかし、急に上がったわけではないだろう。フィリピン全体でインフレしているので、他の店と比べ、特に味の良さを勘案すれば、かなり割安感がある。

ここで是非食べたいのが、キニラウだ。行く日にもよろうが、大体は、大きな魚の切れ目で ギンガメアジのような感じの魚が出てくる。以前は、25ペソ程度だったが、最近は40ペソ程度になっている。キニラウも食べると100ペソを越えるという感じで、上の写真の場合も予算を節約して、キニラウは取らなかった。キニラウは以前に何度も食べているので、他のお買い得を探したかったとも言える。

キニラウを外しても、定番として残るのは、豚のバーベキューで、結構 脂身も入っているが、一人前は、多過ぎず、少な過ぎず 調度の量だ。味は、絶妙で、薬味にたまねぎを刻み、カラマンシーを添えているのも気が利いている。値段は今でもお手頃で25ペソ。

これまでは、豚とキニラウと何か野菜という組み合わせで食べていたが、今回はキニラウを外した。そして、他の客も まとめて買って帰ったビコール・エクスプレスが美味しそうなので、そちらを注文した。先日ビコール地方に行って、本場の安飯を食べた。全体のどの程度のレベルのものだったかは不明だが、それと比べると格段にこちらの方が美味しい。一人で頼むと、half serveで20ペソだったが 十分な量だ。

さて、話は発散方向になるが、ドゥマゲッティのビコール・エクスプレス系の料理で、値段が高くても良いなら、私の知っている範囲では、ハヤハイというレストランのカミギン・エクスプレスというスープが一番お勧めだ。場所は、ドゥマゲッティの海岸沿いに港からさらに1km余り行ったところにある。かなり洗練されていて、日本のそこそこのレストランで出てきても十分通用する味だ。しかし、しばらく行っていないので、後付けで確認に行く必要があろう。

JPの話に戻ると、場所は、市場の西側の大通りから、さらに3筋 西へ行った通りにある。


(2013年10月更新分)

美味しい理由を探るべく、再度JPに足を運んだ。残念ながら豚のバーベキューは、前回より数ペソ値上がりしていたが、まだまだ安めなので、毎回頼みたくなる料理だ。

それ以外に 今回はかぼちゃの煮つけを食べたが、やはり他で食べるよりより美味しい。理由は二つあり、ココナツミルクがかなり効いていて、味の深みを作っていること。もう一つは、小エビの干物が、一人分に数尾入っていて、これがアクセントとして効いている。たまに口に障るように出てきて、そこで違いを感じさせる。ほとんど入っていないのでコスト要因にもならないはずだ。

もう一つは、タホレという豆で、よくあるモンゴスという豆とともに、フィリピンでよく食べられる。ところが、通常タホレの方は、皮が堅めで、食べていてそれが気になる。しかし、ここのタホレはかなり柔らかく煮ているので、皮が気にならず美味しく頂ける。

それぞれの料理で工夫しているのが良く分かる。


付録) 安くて美味しいバッチョイ屋

発散ぎみで、ついでにもう一軒紹介しておきたい。取り上げた理由は、安いのと、JPから非常に近いという点である。JPから市場へ向う途中にある無名のバッチョイ屋である。下の写真のように、JP以上にオンボロだ。これを見て、平気で店に入って、バッチョイを食べてこれる人は、これを読んでいる人の中では、実はかなり少数派であったりするのかもしれない。しかし、不衛生にしているわけでもないし、単に店がボロいだけで、その分期待を裏切らず、値段も安い。卵(ゆで卵)入りのスペシャルでも23ペソ。並(Ordinary)だともっと安い。安いのは、残念ながら、他にオチがあり、量が少ない。日本の本格ラーメンのお店で出てくる量を比較するとかなり少なくて、おやつ程度の量だ。フィリピンのインスタントラーメンは、日本と比べてかなり量が少ないが、その量を思い浮かべてもらうと良い。

量の問題を解決するには、イロイロあたりでバッチョイと一緒に食べるPan de salが 店で売っていて、それも食べると、そこそこの量になる。しかし、売っていない時もあるのが フィリピンらしい。

バッチョイ・スペシャル

市場の近くのバッチョイ屋

見た目に綺麗な場所が良ければ、市場の中の食堂でもバッチョイが食べられる。しかし、それでも小汚いという人が多いのかもしれない。

リープラザのフードコートだったら大丈夫だろう。


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