マニラ ぼったくりタクシーの楽しみ方

2002年1月作成
2002年6月更新


マニラのタクシー

他の東南アジアの国々と同様、フィリピンでも ぼったくりタクシーが多い。地方都市では、空港から町に出る時に気を付ければ、ほとんど問題ない。不愉快な思いをするのは大抵マニラだ。なんだかんだと言っては、値段を釣り上げようとする。行き先を言うと、いきなり、通常の倍以上の値段で、200ペソや300ペソ払えと要求してくる場合 (1ペソは約2.5円)。 メーターに何十ペソか追加した料金を請求する場合など、いろいろだ。台北のタクシーに中国語以外で行き先を言うと、昼間でも、夜間加速のボタンを押されてしまうことがあるのと同じようなものだ。

特に日本人はカモにされやすい。 たどたどしい英語で話したり、いかにも日本人という感じの服装だったりすると、ぼられる可能性はますます高くなる。ぼられないためには、できるだけ日本人ぽく見えない方が有利だ。

さて、私の場合もマニラでさんざんボラはしたが、その後、ぼったくりタクシーの撃退法というか、楽しみ方というか 良い対処方法を思い付いた。

最もぼられやすい、空港行き、それも国際線に乗るときに試して見るのが面白いだろう。早朝の便に乗るときは、車が混んでいないので、タクシーもスムーズに進むので、ぼられることも少なくなる。通常の道の混み具合の時に試してみたい。

方法はすごく単純だ。まず、空港に行く場合など、十分時間の余裕をみて、タクシーを拾い始める。タクシーがとまると、行き先を告げ、メーターを指差しながら、メーター通りで行けるかと聞いてみる。それでOKとなれば、そのまま乗れば良いのだが、大抵は吹っかけた料金を言ってくるだろう。そこで、メモ帳を取り出し、メーター プラス何十ペソといった料金を、書き留める。同時に"No. Thank you."と言って、さっさと 次を探すそぶりをする。この時点で、OKと言ってくるドライバーは多いが、教育的指導というか、日本人も手強いぞと思わせる意味合いでも、ここは無視して、次のタクシーを探したいものだ。
交通調査員にでもなったように、いったい何台目で メーターどおりに乗れるのか、そんなことを予想をしながら、データを収集して、運転手の様子もうかがいならが楽しむ。そして、吹っかけられたら、いやみたっぷりで Noと言う。 結構楽しめるはずだ。(それとも、単なる暇な人?)

実績の方だが、先日試したところ、こういうことを始めたのが原因なのか、幸か不幸か、その時は2台目で乗れてしまった。これまでマニラでは、メーター通りで乗れることは、ほとんどなかったので、随分意外だった。 今後さらにデータを揃える。


2002年6月更新分

さらに、何度か試してみた。

2002年4月23日 PM2時頃 MRTの駅から、チャイナタウンまで

一台目 150ペソ
二台目 200ペソ
三台目 メーター通りではダメ
四台目 200ペソ
五台目 OK  メーターは約100ペソ

2002年6月11日 PM5時頃 バクラランから、チャイナタウンまで

一台目 200ペソ
二台目 メータープラス α
三台目 250ペソ
四台目 200ペソ
五台目 メーター通りではダメ
(メーター通りだと、100〜110ペソ)

結局、以上であきらめ、電車(LRT)に乗った。

行き先や時間帯によって、混んでいるからと言って、値段を吊り上げられる場合が多いが、それにしても、上記の二回は、かなりのボラレようと言える。