手軽にペットが飼えるフィリピン田舎暮らし

2018年 5月作成   


隣家で新しく飼い始めた子犬


日本でも50年ほど前なら ペットを飼うのは とてもお手軽で、その代表格の犬でも、適当に雑種の犬をもらってきて育てて、病気になっても病院に連れて行くでもなく、死んでも適当に亡骸を処分して それで済んでいた。

しかし、今では、まともな犬種の子犬をペットショップで買ってくることから始まり、多大な費用と時間をかけないと犬を飼うのは難しい。他のペットでも大変になっているのは同じだろう。

これに対してフィリピンの田舎では、未だ昔の日本のように、お手軽にペットを飼うことができる。

例えば、私自身はペットを飼っていないが、隣家では以前から犬を何匹も飼っていて、頻繁に私の家にやって来て 食べ物をねだる。餌を与えた人が ご主人様とも言え、誰が飼い主かと言いたくなるほど、私になついている。オーナーが与える餌は足りてないし、病気になっても獣医に見せたりもしない。

先日は、生まれてから10年近く私も相手をしてきた隣家の犬がしきりに鳴いていて、体のどこかが痛いようだった。その後しばらく私が日本に帰って戻ってきたら、その犬は既に死んで、上の子犬に入れ替わっていた。本当なら感傷に浸るところだろうが、こちらの心もうまく代りの子犬の方に入れ替わってしまった。何匹も飼われているので、一匹死んでも ショックは少な目で済むとも言えそうだ。

とにかく、フィリピンの田舎では、ペットを飼うのは、いろいろな面でお手軽だ。

さらに、これはペットとは言い難いが、以前からお薦めしているように、牛などの大きな動物も簡単に飼うことができる。ただし、牛や豚などの家畜は、最終的には売ってしまうので、それではかわいそうと思う人には、ペットと同じように考えるのは難しい。しかし、特に牛は 世話をすると、よくなついて、私のように後々のことはあまり気にしない人には ペットと同等に思える。

以前飼っていた牛


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