Bamboo boat vs. Pumpboat

2008年 11月



フィリピンで紛らわしい言葉に Bamboo boatとPump boatがある。

Pump boatはWikipediaにも解説があるように、フィリピンのいたる所で見かけるアウトリガー船である。ドゥマゲッティとシキホールの間にも、複数のPump boatが運行している。安いので私は よく利用する。普通の日本人は安物過ぎて 乗らないだろうと思っていたら、シキホール島に最近 長期滞在していた日本人もPump boatを愛用していて、同士が居るのが分かった。さらに 強い味方はボラカイである。ここに行くには、通常Pump boatに乗って行くしかない。従って、フィリピンに来る普通の日本人もPump boatに乗るということになる。さらに言えば、ダイビングの船も通常Pump boatだ。

そのまま読めば、ポンプ・ボートということになるが、船の中にポンプは無さそうだ。現地の人の発音に近いのはパン・ボートである。日本人に一番ピンと来やすい訳語はポンポン船だと思うが、普通はアウトリガー船と訳すのだろう。下の写真では、最近シキホールに登場した左の船のアウトリガーに竹はない。右のボラカイの方は、アウトリガーに ふんだんに竹が使われている。

Pump boat @シキホール

Pump boat @ボラカイ



Bamboo boatの方は、残念ながら 私はフィリピン内で見たことがないので 写真を持っていない。バタンガスのマタブンカイの竹のいかだのことがガイドブックに載っているが、そちらはパルサかパルサーと呼ぶそうだ。 Bamboo boatが フィリピンに無いことはないだろうが、広く普及しているのかどうか不明だ。

参考のため、中国・桂林の璃江のBamboo boatの写真を載せておく。関係ないとも言えそうだが、何かの参考になるはずだ。もしも、フィリピンにはBamboo boatは未だないのだとすれば、これを真似して作れば、フィリピン初になれるかもしれない。しかし、エンジン付きのパルサが一つくらいありそうにも思う。

船底が竹なのでBamboo boatと呼ぶに相応しいはずだ。それとも、エンジン付き いかだ? こちらの船底も竹のように見えるが、樹脂でできていて、えせバンブー・ボートである。

通常の大きな遊覧船による璃江下りに対抗して、Bamboo boatが璃江上りの客を運ぶ。 これは、簡単に参入できるので中国のモンキー・ビジネスと言える。フィリピンでも参考に出来そうだが、その場合は、普通 Pump boatが使われるということだろう。


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