人をかむ赤アリ

2007年1月



フィリピンの特に田舎では、人をかむ赤アリがたくさんいる。タイで島めぐりをした時にも、同様のアリがいたので、これは東南アジアの常識で 当たり前のことだと思って、これまで取り挙げなかった。しかし、私のところにやって来た日本人や、近所に住み始めた日本人で、このアリの被害にあっている人が今も少なくない。そこで、今後も注意してもらいと思い、今回 簡単にまとめてみた。

通常このアリが問題になるのは、地面につくられた巣の上か すぐ近くに 足を置いた時だろう。赤アリが大挙して足に這い上がり、一斉にかみ付く。ボヤボヤしてたら、悲惨なことになるので、瞬時に払い退けないといけない。現地の人は、子供の頃から慣れているので、条件反射的に対応できるが、不慣れな日本人は、分けがわからないまま、大量にかまれることがある。小さな蜂でも大量に刺されると危険なように、このアリの場合も、大量にかまれると足が大きく腫れあがることもあるし、場合によっては、何ヶ月も調子が悪くなったという話も聞く。

状況をよく分かっていないと、床のタイルの上にゴロンと寝転んでしまう日本人もいる。私にとって、これは 「とても正気の沙汰とは思えない。」とまで言いたいのだが、熱帯のフィリピンでは、タイルの上でしばらく寝転がるのは、ひんやりして気持ちが良い。快適なのはわかるが、赤アリには十分気をつけないといけない。通常はベットの上で寝るのが無難だろう。もちろん、ベットの上で甘いものを食べるなどというのも 危険な行為だ。

私の経験だと、この赤アリは、他のアリと比べると家の中に入ってくることは少なかった。しかし、先日、家の中のゴミ箱にフライドチキンの食べかすをそのまま捨てておいたところ、それを狙って大量に赤アリが入ってきた。通常は食べかすは、すぐに犬に与えるので問題ないのだが、その時は夜に停電していて、安直にゴミ箱に捨ててしまったのであった。
基本的なアリ対策を、怠ってはいけないということだ。

アリ対策については、以前にもまとめたし、別途また取挙げる予定でもある。

赤アリの中でも、かまない種類もいるが、とにかく、赤アリと見れば注意した方がよい。


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