フィリピンへのお土産

2015年5月作成
2019年8月更新



フィリピンでは、お土産やプレゼントをもらうのが好きな人が多い。日本はお土産を持って行く文化だし、日本からフィリピンへ 需要と供給もマッチしている。気持ちも大事で、フィリピンへ行くのに、あげる相手がいるなら、お土産を考えた方が良さそうだ。
以下、お土産に何が喜ばれそうかまとめてみた。

定番(だった?)シーフードヌードル

フィリピンへ持っていくお土産としては、以前はシーフードヌードルがもてはやされていた。15年以上前に、フィリピンパブが全盛だった頃、日本でしばらく働いた後 帰国するフィリピン人女性が、ダンボールの箱に入ったシーフードヌードルを機内持ち込みで、フィリピンに持ち帰る光景をよく見かけた。私がよく利用していた旧ノースウェスト(現デルタ)航空の名古屋からの便では、特に多かった。その後、情勢が変り、女性たちとともに、シーフードヌードルも空港で見かけることはほとんどなくなった。

それでも、Googleで検索すると、今でも、ホームデリバリーでシーフードヌードルを扱っている業者が結構ある。
フィリピン在住の日本人の話では、半分を上下逆まさにして、最密充てん的に、オリジナルの段ボールの箱に詰め込んで持ってくるという最近の話もあるようで、まだまだこれをお土産にしている人も少なくなさそうだ。

今も定番のチョコレート、溶けないように要注意

昔も今も変わらない安定した定番として挙げられるのはチョコレートだろう。フィリピン人は大抵 甘いものが大好きで、チョコレートも大好きだ。日本でもそうかもしれないが、チョコレートが嫌いというフィリピン人に これまであったことがない。日本なら、スーパーなどに行って買ってくれば、好きな時にチョコレートは食べられるが、日本と比べ経済格差があるフィリピンでは、チョコレートは高級品で、なかなか口に入らない。そのため、日本からお土産で持って行けば 非常に喜ばれる。問題は、暑いので下手をすると解けてしまうということで、早めに冷蔵庫に入れるなど、解けない対策が必要だ。一番要注意と言えそうなのは船で、荷物を預けよと言われたので、そのまま指示に従ったが、預けた荷物は甲板に置かれ、直射日光を浴びたかばんの中のチョコレートは解けて無残なことになってしまった。客室はエアコンが効いたりして、暑くはないはずで、客室に持ち込むべきだろう。ただし、いつもそうなるとは限らないので、臨機応変に対応が必要だろう。
チョコレートは今も、これからも、フィリピンへの人気のお土産の定番として君臨するのは間違いないはずだ。

KitKatやm&m's等なら日本でもフィリピンでも買えるが、両国で売っているチョコレートはかなり違い、お土産には見慣れぬものも喜ばれる。 値段は 日本の方が安めで、お土産に相応しい条件が整っている。

日本の物なら何でも好き

そう言ってくれるフィリピン人も多く、大きく外さない限り、日本から何か持って行けば、大抵は喜んでもらえる。
それでは説明になっていないとも言えるが、これも一つの事実である。
さらには、日本から持ってきた物がなくなったら、適当に現地で買って持って行くことも多い。私の場合だと、例えば、子供たちの家に遊びに行く場合には、ビスケットを買って持って行くことが多い。気安く与えてばかりしてはいけないという意見も出そうで、100点満点ではないのだろうが、合格点に達しているだろうと思っている。本題からさらに離れるが、これも事実だろう。

100円ショップの雑貨

もらう人の経済状況にもよろうが、日本の100円ショップは品物が充実していて、品質も悪くなく、普通のフィリピンの人たちが欲しいものが沢山揃っている。何が良いかは受け取る人にもよるが、私の場合だと、子供向けが多いので、縄跳び、けん玉、知恵の輪、パズルのようなおもちゃ類。それと文具を買う場合が多い。最近は、減ってしまったが、バリックバヤンボックスで品物を贈る場合には、この手の物も含め、いろいろと送っている。

文房具

文房具だけ取り上げるのは、少し偏っているかもしれないが、子供向けなら文房具がお勧めだ。ノートや鉛筆、ボールペンなどを含め、100円ショップでいろいろ揃い、高級品でなくて、これで十分だろう。筆記具については、フィリピンでは、低学年は鉛筆で、高学年はボールペンを使うので、年齢に幅があるなら、どちらも必要だ。

駄菓子などのおやつ

移動中に食べるおやつを、旅の途中で知り合った人に分けてあげれば、「日本の物なら何でも好き」という一環で、興味を持たれ 喜ばれ、国際交流の役に立つ。移動中でなくても、もちろん問題ない。

ふりかけ

ふりかけは、お土産としては、あまり一般的ではなさそうだが、フィリピンの人は、ご飯を沢山食べるので、ふりかけがあれば重宝される。と言っても、現地では珍しいので、一緒に食べて見せるとか、一度食べてもらった人なら良いが、いきなり何も説明せずに渡すだけだと、「これ何?」と、怪訝な顔をされそうだ。
フィリピンでは、少しのおかずで沢山ご飯を食べる場合が多く、ふりかけはピッタリだ。

フィリピンへのおみやげとして喜ばれる日本のふりかけ

日本人には梅干し

ちょっとグレーな領域かもしれず、大きくは書かないが、現地在住の日本人には日本の食べ物が好まれ、その中でも梅干しを欲しがる人が多い。と言っても、好き嫌いがありそうだし、もらう人にもよろう。
私もこれまでいろいろなものをもらったが、日本人から日本人の場合は、通常思いつく手土産が多そうだ。


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