2000年11月
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| 5本で1ペソ。すなわち、2本で約1円の格安バナナ。 | こちらは1本1ペソ。中がオレンジ色をしているのが特徴。 |
シキホール島で、非常に安いバナナを買った(写真左)。5本で1ペソ。すなわち、2本で1円ぐらい。大きさは日本で食べる台湾バナナのさらに半分ぐらいで小さいが、それでも格安だ。これをどういうつもりで売っていたのか、詳細は不明だが、私は、別にバナナを持っていたにもかかわらず、薦められるままに5本だけ買った。試しに1本食べてみたが、十分美味しい。フィリピンには、これより小さいセニョリータというバナナがあり、非常に甘く、それに比べると少し味が落ちるかもしれないが、日本で食べるバナナと比べれば全く問題無い。
もう少し大きめ、台湾バナナと同じくらいの大きさで、少し太めのものがある(写真右)。中がオレンジ色をしているのが大きな特徴だ。こちらは1本1ペソで買った。それでも、十分安いと言える。
さらに大きい、日本で食べるフィリピンバナナとほぼ同じ大きさのものを、シキホール島で良く行く食堂で食べた。食堂なので結構高いかと思い、食べるのを躊躇していると、これも1ペソだと言う。一体これで商売になるのか? とにかく安い。
フィリピンの田舎なら大抵そうだが、シキホール島もバナナの産地。セブへ沢山のバナナを送り出している。また、バナナは放って置いても勝手に育つもの。安いのは当然だ。島の住人は大抵バナナは買わず、人からもらったり、畑から採って食べる。島を一周する道を乗り物に乗って移動していると、人に採られこともなく、そのまま腐ってしまったバナナを良く見かける。
こういう状況なので、いったいいくらが適正価格なのか、良く分からない。
これがマニラまで行くと、かなり安めの食堂でも1本7ペソくらいしている。日本まで来て、洋菓子の上にでものれば、さらに値段が上がる。
バナナに限らず、物の値段はフィリピンでは一定しないことが多い。例えば、同じ土地でも、売り手や買い手によって、1桁近く値段は変わる。さらに、極端な例を挙げると、ある島では、1ヘクタールの土地をたったの10万ペソ(約25万円)で売ると豪語している地主がいた。これに対し別の島では、簡単なコテージが建ってビーチリゾートになっているところだが、前の例の5分の1以下しか土地がないのに、8000万円で売りたいと豪語しているオーナーがいた。8000万円に対し、建物の値段は誤差のうちである。場所が違うとは言え、同じ田舎なのに、単位面積当たりで3桁値段が違うとは、どうも理解し難い。