Jの発音

2004年 11月



シキホール島に来られた方からメールを頂き、島の写真を掲載したということなので見せてもらったのだが、SiquijorがSiquihorとなっていた。そんな些細なことを いちいち取りあげるのもどうかとは思うが、文字がSiquijorの10倍くらい大きさで 気になったのと、確かに誰でも間違いやすいことなので 説明したい。

単に、この場合のjはスペイン語読みするので、濁音にならないというだけのことで、例えばSan Joseと同じ。San Joseは、シリコンバレーにあるのがサンノゼ。コスタリカの首都はサンホセ。濁音ではない。ただ、ブラジルのコーヒーの銘柄だと サンジョゼで定着しているが、ブラジルはスペイン語ではないので無視しておいて、とにかくスペイン語読みでは濁らない。

私の家から10kmほど離れたところにSan Juanとう町がある。カタカナだと通常はサンファンだろうが、現地の人の発音ではサンヌワンと聞こえる。一般的にサンファンと言えば、プエルトリコの町を思い浮かべることだろう。
Juanだけだと、フワンかフーワンで、英語のJohnのスペイン語版。別の国ではイワンやヨハンになる。世界史でカールがチャールズになったりシャルルになったりカルロスになったりするのと同様である。
シキホール島では、Juan Ponce(フーワン・ポンセ)と言えば、ガイドブックでは、黒魔術師の総大将のように紹介されているが、実際には 普通の爺さんだ。そう言ってしまうとおしまいで、実は何かあるのかもしれない。Black magic womanという曲が飛行機で放送されていたが、どこかにその手の人がいるのかもしれない、、、

以前紹介したが、若いガールフレンドが沢山いると豪語している老人のJoeは、勿論ジョーである。濁音の場合も多い。

Jではないが、同様に濁らない例としてgがある。近所に住んでいるAngelaは、カタカナだとアンヘラである。ヘラヘラして奇異に感じるというとアンヘラには失礼だ。
通常のgは sige(シゲ)のように濁音だろう。


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