Albuquerque

December 2001


関空、名古屋ベースのNWユーザーにとって、アルバカーキは重要なストップオーバー都市と言える。

関空(KIX)または名古屋(NGO)→デトロイト(DTW)→ミネアポリス(MSP)→アルバカーキ(ABQ)→ミネアポリス(MSP)→マイアミ(MIA) 

以上のような経路で、往路だけで、 10,611/10,513 マイル(関空/名古屋)も貯まる。格安航空券でNWを利用する場合、関空、名古屋からは、ホノルル経由を除けば、デトロイト行きに乗るしかない。そして、アルバカーキ行きは、ミネアポリスからしか出ていない。この二点から、必然的にマイルが伸びてしまう。また25Mの制約もあり、この場合は、最終目的地として、マイアミを選んでおくのが無難であろう。

これが、成田発だとそうはいかない。ミネアポリス便があるので、そちらを利用するように 航空券を買う時に旅行代理店から指示されるだろう。ミネアポリス便が満席の場合は、デトロイト便になるかもしれないが、混み具合による。わざわざ遠回りになるのを喜んでいるのは、とても異常な世界ではあるが、そう言っていては、沢山マイルを貯めることはできない。

また、わざと遠回りするような経路で飛ぶよう代理店に頼んでも、航空会社から発券を拒否されますと言われるかもしれない。そこで、ここで挙げているような経路、すなわち、あるひとつの航空会社だけを使おうとすると、最短になるが、実際には とても遠回りな経路を検討することになるわけだ。

アルバカーキの変わりに、ソルトレークシティーに行くバリエーションも考えられ、ほぼ同じようなマイルを稼ぐことができる。どちらに行くかは好みの問題であり、何度でも行くなら両方言ってみるべきだろう。

さて、この経路でアルバカーキに行くときの課題をいくつか挙げておきたい。

デトロイトで入国審査を受ける時に、「何処へ、何しに行く?」 と聞かれるだろう。そして、「アルバカーキに観光に行く。」と答えると、「そんなところに、なぜ観光に行くのか? 何があるのか?」と聞かれ、美術館だ、博物館だなどと答えても納得してもらえない。 「近くのサンタフェの町が魅力的なので、そちらに行く。」 これくらいで納得してもらえるかどうか不明だが、とにかく答えを準備しておく必要がある。

もう一つの課題は、この経路だとアルバカーキ到着は夜遅くなり、タクシーかレンタカーを利用することになり、経費がかさむ。幸い、最寄の安宿に泊まれば、タクシー代は10ドルほどで済むので、遠くまで行かないようにすることだろう。

課題ばかりでなく最後に良い点を補足しておくと、この町には安モーテルが多い。シングルだと18ドルくらいからあり、20ドル程度の安モーテルが簡単に見つかる。例えばニューヨークでホステルが30ドル、ワシントンDCでも25ドルしているのと比べ、とても安い。


アルバカーキのダウンタウン

以前来た時は、主にオールドタウンに行ったので、今回はそちらとは、少し離れたダウンタウンを回ってみた。 まず、目立つのは壁画。 アルバカーキに限ったことではないと言えばそれまでだが、壁画が多い。壁の有効利用ということか?

ご当地風の壁画

米国風?

シャガールでござーる?

← ダウンタウンの中心にある公園。ホームレスの人たちの溜まり場にもなっている。


お尋ね者のビラ。日本でも警察の指名手配のビラがあるが、米国では通常、報奨金付きだ。1万ドルとのこと。 →


ルート66

ルート66は歴史的な街道として有名だ。ルート66沿いに長旅をしたいのならレンタカーが必要だろう。ここではその触りだけを経験できる。66番の市バスがルート66沿いに走っていて、分かりやすく 便利である。このバスでも、郊外のそれなりに雰囲気を味わえるところまで行ける。

アルバカーキダウンタウンを
通るルート66

町外れのルート66


美術館・博物館

こちらは、オールドタウンの近くにある。通常の観光スポットは近くに集中していて便利。
ここの美術館で知った事実を一つ紹介しておく。アルバカーキという地名は、もともとスペインにあったとのこと。NWのハブのメンフィス(Memphis)とエジプトのメンフィス。これらと同じような関係だ。できれば本家のアルバカーキに行きたいものだ。ポルトガルとの国境沿いにある小さな町とのこと。インターネットで検索したところ、写真を見つけることができた。

歴史、美術館

自然史博物館



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