Bozeman, MT

2005年 6月



まわりを山で囲まれたBozemanの町

思わず「坊主マン」と、誤変換したい誘惑に駆られるのは、私だけではないだろう。

ボーズマン(Bozeman)はモンタナ州の小さな町だが、NW,UA,DL等のフライトがある。山に囲まれ環境が良い。イエロー・ストーンに近くて、観光で来るなら、ボーズマンの町に行くのではなくて、イエローストーンに向かうのが普通だろう。
それでも、イエロー・ストーンへは行かなかった私の場合でも、町の周辺に整備されたトレッキング道を巡るのと、アットホームなホステルに泊まるのとで 十分満足できた。

Main Street


7th Av.

数字のMotelと言えば、6,8,9が多いが、ここは7である。

町の中心はMain Streetで、リニューアルはされているが 歴史を感じさせる雰囲気の良い建物の店が並ぶ。週末には そこそこの人手がある。もう一つ 7th Av.には、安モーテルが並び、Hostelのドミトリー以外で、安宿を探したい人に適した通りだ。WAL MARTもあって、買い物にも便利である。

こんな小さな町にまで 巨大なWAL MARTが進出していて、一体、この町の小売のシェアを 何割まで 抑えてしまったのかと、思いを巡らしてしまう。

近くのサウスダコタ州でも同じだが、CASINOがあちこちで見られた。Las VegasやRenoのように大きなCASINOが集まっているのではなくて、日本のパチンコ屋よりも更に小さなCASINOが散在している。

この町で一番感じが良くて お奨めのスポットは、トレッキング道の途中にあるBUKKE PARKという公園だ。小高い丘で、町が見渡せ、周囲の山々の景色も良い。ほどよい間隔でベンチが並んでいて、眺めを楽しみならが休憩するのにちょうどよい。

日曜日で、犬の散歩に訪れる人が多かった。最初はシベリアンハスキー。その次がボクサー。何か変と思ったら、さすが米国、耳を切っていなかった。 次にラブラトル・リトリバー。これも何か変と思ったら、さすが米国、肥満で 足をすりながら、なんとか歩いていた。

場所は、町外れにある大きな病院の横である。

BUKKE PARK

Adult Learning Center

町をウロウロ歩いていたら、Adult Learning Centerという看板が目に入った。以前から訪ねてみたかったアダルト・スクールである。犬棒的アプローチが成功した。
ここでは、ESL,Computer Literacy, 数学などのクラスがある。私の興味があるのは、もちろんESLで 英会話。アダルト・スクールでは、無料で英会話が習えると一般に言われている。ホステルに しばらく住み着き、そこの人たちとベラベラしゃべり、アダルトスクールで英会話のレッスンを受けるという生活を、いつか試してみたいものだ。

外国から いきなりやって来て、無料で英会話を習おうなどというのは、虫が良過ぎるて、嫌われる可能性がないとも言えない。その場合は、Computer Literacyの方で、WordやExcelなどを ボランティアで教えることにすれば、こちらも貢献でき、ESLにも 受け入れてもらえるかもしれない。 
しかしながら、そういうことを考えるならば、まずは、その町に親しい友人を作って、そこを足がかりにして、問い合わせしてもらったり、泊めてもらったりした方が良さそうだ。
ちなみに 住所は 1218 Durston Road.

大学

この町には、モンタナ大学のキャンパスがあり、少し その様子を見に行った。米国では、日本のように モン大とかフロ大とか、そんな略し方はしないのだろう。MIT、CMU、UCLAと言った略し方はあるが、こちらは、新聞などでも普通にそのまま表記されていて、モンタナ大学としか書きようがない。 
構内にはいろいろなオブジェが並んでいて、結構楽しめた。

モンタナ・ホール

一筆書きのオブジェ

空港&ホステル

ボーズマンは小さな町で、空港もこじんまりとしている。それでも、山間部の空港であることを思わせるように、自然な形で木が天井に使われており雰囲気が良い。

残念ながら、空港から町に出るのにタクシーしか交通機関がないのが課題だ。空港とホステルの往復に行きは、一人だけなので18.5ドル。帰りは、電話でホステルからだと言うと 気を使ってくれ、途中で別の人も迎えに行って、一人あたり11ドルにしてもらった。

空港

レンタカーを借りていろいろ回る人なら問題ない。特にここはイエロー・ストーンに近く、普通なら、レンタカーを借りて回るべきところだろう。ただ、そうなると、日本での保険代、レンタカー代、ガス代など、最低でも200ドル以上の追加の出費となる。そうは言っても、せっかくイエロー・ストーンのすぐ近くまで来ているのに、そこまで行かないのはかなり肩手落ちと言える。悩ましいところだ。


ホステルは、ボーズマンの町の住宅街の中にあり、普通の民家を使ったごく普通のホステルである。アットホームなのが良い。宿泊者は、スロバキアやコロンビアから等 外国人が多かった。一人 ミネソタ州から来ている若者がいた。こちらも よくあるパターンで、ボーズマンで仕事が決まれば、そのまま当地に引っ越そうとしている人である。月曜日に面接(Interview)に行くと言っていた。仕事が決まれば、アパートに移ることになる。ホステルは 転職で引っ越す人の仮の宿としても よく使われている。
周囲の山でスキーが楽しめ、ホステルにも沢山スキー板が並んでいた。6月だというのに 未だスキー板の手入れをしていた。山には十分雪があって、まだまだ営業しているスキー場があるのだろう。

ホステル

ホステルに並ぶスキー


写真館のリストへ戻る