ドンホイ(Dong Hoi)

2018年 3月作成
2018年10月更新


(→ 2018年10月追加分:ドンホイのビーチ、バスターミナルへ)

ドンホイは、ベトナム中部の町で、フエとビンの真ん中あたりにある。バスの移動の途中で ちょっと立ち寄ったので、簡単に写真を紹介しておく。残念ながら雨季で雨が続き、写真の撮り直しだけでも再チャレンジしたくなる状況だった。

ニャットレー(Nhat Le)川

町の中心部を流れ、古い要塞や市場も川沿いにあり、この川に沿って町が発展したことが容易に分かる。遊歩道が整備さていて、雰囲気が良い。

川沿いの様子
中央は、ベトナム戦争のHeroine
マザー・スオット(Suot)の像

ニャットレー川に泊められた漁船

中央にあるのは、魚をすくい揚げる網

川沿いを歩いていたら、上の写真のように、網の仕掛けで魚をすくい揚げようとしているところに遭遇した。実際に捕っているところを見るのは初めての経験なので 興味深く見ていたが、その動きから、どうやら機械仕掛けで、自動で動いているようだった。どこまで自動化しているか確認できなかったが、中央の魚を閉じ込める部分が、もんどりと呼ばれる仕掛けのように、一方向で、魚が逃げないように うまくできていれば、自動で周期的に勝手に動かしておくだけで、人が見張っておく必要もなさそうだ。網をすくい揚げた時にも 魚を閉じ込める部分が水の中にあれば、魚は死なない。

ドンホイ要塞

日本のお城にも堀があり、似たようなものだが、日本の場合は石垣や堀は、通常、立地に合わせて、自然な形をしている。それに対して、こちらは人工で対称形だ。

ドンホイ要塞の堀

ドンホイ要塞の城門

こちらは要塞から少し離れたところにある城門跡

ベトナム戦争の爪痕を残す教会跡

米軍の空爆で破壊された教会。後方の柱が1本残っていて、もともとは、かなり大きな教会だったことがわかる。

この光景を見て、思い浮かぶのが原爆ドームだ。原爆ドームは、現存するものしか思い浮かばなかったが、試しに 爆撃前の建物の写真を検索してみたら、現在より はるかに大きかったことが分かった。

柱が一本残っていることで、大きな建物だったことが
容易にわかる。礎石も残っている。

建物がしっかりしているこの部分は残った。

その他

ドンホイ市場

ニャットレー川沿い、カフェやミニホテルが並ぶ一帯

長距離バスが沢山通るメイン通り


皮算用

行ってみないと分からないという話もあり、今回は計画十分でドンホイに出かけたわけではなかった。次回また来れることを期待して、旅のプランを立ててみた。

ローカルバスで行くフォンニャ洞窟

世界遺産のフォンニャ洞窟は、ドンホイの郊外にあり、人気の観光スポットだ。通常は、フエやドンホイからツアーで行くことが多そうだが、ちょっと検索してみたら、ドンホイからB4のローカルバスで行けることが分かった。ドンホイから日帰りでも良いが、さらにGoogle mapで現地のホテルを検索してみたら、一泊10ドル程度の安宿も沢山見つかった。洞窟のあるフォンニャ・ケバン国立公園はとても雰囲気が良い場所のようだし、現地に泊まって洞窟を目指すという案が良さそうだ。通常は船で洞窟に行くことになっているが、高い船賃に対抗して、陸路とぼとぼ洞窟まで行けるのかどうか、安旅派のチャレンジだろう。

ローカルバスの参考情報例) Wikitravel Phong Nha-Ke Bang National Park

ビーチに泊まる

ドンホイのビーチは人気だが、通常は安宿とは程遠いビーチリゾートに泊まるのが定番のようだ。しかし、調べてみたら、ビーチの近くにも安宿がありそうで、そこに泊まって、ビーチでのんびりするのが良さそうだ。


(2018年10月更新分)

前回は天気が悪かったので、写真も気分も暗いイメージだったが、今回は晴れ間も見えて、気分も明るかった。

ドンホイのビーチ

町の中心部から橋を渡るとビーチがあり、今回は、歩いてビーチまで行ってみた。

橋を渡る手前の交差点

橋の途中

橋を渡った対岸の様子

途中見かけたバス停の表示から、
フォンニャ洞窟とドンホイ間のバスで、
ビーチの近くまで行けることが分かった。

ドンホイのビーチ

サンゴ礁の青い海という感じではないが、砂浜が広くいのが良い。

バスターミナル/ラオス行きのバスに乗る

ドンホイのバスターミナルは、バスが通る幹線道路から少し離れていることもあり、バスターミナルには立ち寄らず、そのまま通過してしまうバスが多い。それでも、ハノイやダナンなどの主要都市行きのバスは、待っていれば そのうちやってくる。

今回は、ラオス行きのバスに乗るべく、バスターミナルを利用した。当初の予定では、タケーク行きのバスに乗るつもりだった。前日にバスの出発時間を確認し、十分余裕を持って、出発時刻前にバスターミナルに行ったのだが、しばらく待っても他に客が来なかった。乗客の少なさも影響したようで、そのうち、バスはキャンセルになってしまった。車掌の説明では、ラオスは洪水で、このバスに乗っていたら、腰まで水に浸かって、荷物を担いで歩かないといけないということだった。実態はよくわからないが、とにかくバスが出ないのでは仕方なく、このバスから降りて、どうしたものかと思案した。バンコクが主要な目的地だったので、ラオスは止めて、カンボジアからバンコクへ抜けるかと思ったりもしたが、たまたまビエンチャン行きのバスが停まっていたので、そちらに乗った。そのままビエンチャンまで行くと、夜遅く到着しそうなので、別途説明するが、途中で適当にバスを降りた。

バスターミナル@ドンホイ

ターケークに行くはずだったラオスのバス

ビエンチャン行きのベトナムのバス


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