Ensenada

2003年 2月



ティファナからエンセナダへ
向かう途中の雄大な景色

エンセナダの海沿い
にある公園


エンセナダは、メキシコ バハ・カリフォルニアにある港町。サンディエゴの隣町であるティファナからバスで2時間足らずで行ける。アメリカ周遊を繰り返して、マンネリ化している人には、メキシコは新鮮で魅力的。食事は美味しいし、物価も米国に比べ安い。その分、町が雑然としていたりするが、そんなことは大したことではないだろう。
そのメキシコへ行く手っ取り早い方法が、米国の国境を越えて、メキシコに入ることで、サンディエゴから国境を越えるのが最もポピュラー。国境付近は、72時間以内の滞在ならツーリストカードも不要で、エンセナダも同様。手軽に行けるメキシコの町の一つである。港町なので、シーフードを食べにこの町を訪れる人も多い。

よそ行きのたたずまい。綺麗に整備された1番街。米国内かと錯覚してしまう。 普段着で雑然とした姿をしている その他の通り。


町は碁盤目になっているので、分かりやすいはずだが、困ったことに標識が少ない。交差点でも、通りの名前を書いていないことが多いのである。そのため、San Diegoの本屋でガイドブック(例えばLonely Planetのバハ版、Baja California)を買って行くことをお薦めしたいのが、それでは、何のためにこれを読んでいるのか分からないと言う人のために、簡単に紹介しておく。

港町であり、海岸に平行している通りが 海側から、1番街(Calle 1)、2番街となっていている。これは札幌や京都のように単純明快だ。しかし、これと交差する通りの名前に何ら規則性が見い出せない。なぜ、丸太町通りが御池通りの北にあるのかというのと同じようなものだ。「丸竹夷に**御池、、、、」という歌はあっても、歌に合わせて、通りの名前をつけたのではあるまい。
例えば、順にAから始まる名前、Bから始まる名前、Cからというように通りの名前を分かりやすく付けてもらうとありがたいが、A,B,CそのままのワシントンDCを除き、未だ、そういう町に出会ったことがない。またまた脱線してしまったが、この町もごく普通に不規則に通りの名前がついて いそうだ。

海に近い1番街が、観光客用に土産店、ホテル、レストラン等が並ぶきれいな町並みになっている。車で訪れる米国人を対象にしていて、この通りだけは、米国のように整然としている。それ以外は雑然としているわけだが、メキシコらしい生活臭を感じられるのは、それ以外の通りだ。また、バジット・トラベラー御用達の大衆食堂は当然、観光地化されていない通りを探さないといけない。

町を歩いていて、奇妙な光景に出くわした。町の中に、一時的にしか水が流れないような川がある。その川には橋もかかっているが、たいていは、川底にそのまま道を通して、川を横断している。通常は水が無く、ほとんどの場合、利用可能なので、わざわざ橋を架けるまでもないということだろう。(見にくくなってしまったが、川底の道は、写真の真ん中より少し上を横切っている。)

川底を横切って走る道路

シーフード・タコ

シーフード・タコ・スタンド

シーフードの町エンセナダではあるが、バジット・トラベラーには、シーフード・タコ・レベルが適当だろう。シーフード・タコは、白身の魚(味、触感からたぶんタラ)の天ぷらをはさんだタコ。野菜やソースをお好みで選べるようになっている。値段は1つ7ペソ。大衆食堂で食事するのと比べ、少し割高な気もするが、軽く食べるには丁度良い。町角の屋台(タコ・スタンド)では、ゆでたエビや、生がきも食べられるが、懐具合だけでなく、屋台なので、本当のお腹の調子とも相談した方が良さそうだ。

裏通りである2番街で見つけた安モーテル

立派そうなホテル


安宿は、1番街の裏通りと言える2番街に多いが、その他にも散在している。表通りである1番街にも、看板では10ドルから泊まれるというところがあった。上の左側の写真のモーテルに泊まったところ、一泊20ドル。メキシコにしていは安いとは言えないが、CATVも見られ、部屋は綺麗だったので納得してしまった。

エンセナダへの行き方は、いろいろあるだろうが、最も便利なのはABC社のバスで、米国からティファナへ向かい、国境を越えたところにバス停がある。ティファナのダウンタウンまで行く必要もない。便数も多く、30分ごとに運行している。所要は、交通事情により1時間半から2時間程度。

ABCバスの乗り場


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