マイアミからエバーグレーズ国立公園へ

2002年12月


ゲート付近
国立公園内は、草原が多い。雨季になると、水がたまり湿地帯になる。 国立公園内には、各所にテーブルが置いてあり、ピクニックを楽しめる。


マイアミから手軽に行ける観光地 エバーグレーズ国立公園(Everglades National Park)を紹介する。
エバー・グレース国立公園は、フロリダ半島の南西部一体を占める大きな国立公園である。米国の国立公園に外れはない。ここでも雄大な自然を満喫できる。

猛獣に注意!?

国立公園の中に入って、まず目を引くのは、パンサー注意、アリゲーター注意の標識。

黒か、ピンクか、普通の猫の色かは不明だがフロリダ・パンサーが住んでいるらしい。他の人は皆、車で走っているが、私だけは自転車なので、道で、ひょっこりパンサーに出会ったらどうしようと、期待半分。不安半分。

同様に、アリゲーター注意の看板もあった。5m以上離れよとのこと。




パンサー注意

アリゲーター注意


辞書によれば、アリゲーター(Alligator)は、米国、中国産のワニ。クロコダイル(crocodile)は、アジア、アフリカ産のワニ。
某有名ガイドブックによれば、アリゲーターはミシシッピー・ワニ。クロコダイルはアメリカ・ワニ。
機内で見た映画、Crocodile Hunterに出てくるDiscovery Channelのレポーターによれば、アリゲーターとクロコダイルの違いは、見ればわかるそうだ。

しかしながら、素人の私には、アリゲーターもクロコダイルもワニでしかない。見てもよくわからない。米国の人はワニのことをアリゲーターと呼んでいるな。米国のワニは、疲れが溜まっているのか、何となく おとなしそうだな。 そう思うぐらいだ。

サイクリング道を行く

今回自転車で走ったTrail
ドスン、ボチャンと音が聞こえた池。

自転車を借りたホステルの人から奨められ、車の来ないわき道を走った。期待半分、不安半分、面白半分。(100%を超えておかしい?)
とにかく、誰も来ないところを延々進んで行った。道の横に池のような水路のようなものがあり、自転車で走っていくと、近くで生き物が水に入る音が聞こえた。蛙飛び込む水の音に比べれば、十分大きく、期待は膨らんだが、何mもあるワニが水に入る音とは思えず、せいぜい1m以下の生き物のようだった。音が聞こえた辺りを、探してみたが、残念ながら 何も生き物は見つからなかった。先ほどの映画に出てきたDiscovery Channelのレポーターによれば、ワニ探しは、ワニが水辺からあがり、這い歩いた跡を探さすことから、始めないといけないそうだ。しかし、そんなものは見つからなかった。

かなり進んだが 結局、鳥が飛んでいる以外は何も見つからず、諦めて引き返した。

観光アリゲーター園?

アリゲーターにもパンサーにも会えず、落胆、 または、安堵(実はこちらが99%かもしれない)して、今度は、 普通の観光客がするように Visitor Centerへ行ってみた。

そこで、答えを発見した。ここには大量にアリゲーターが住んでいた。しかし、要するに観光アリゲーター園のようなもの。遊歩道が整備され、その上から見るので、全く危険はない。
動物園の人が歩く通路にワニが歩いていたら、恐ろしくて誰も近づかないだろう。それと同じで、普通の観光客が来るところは、十分安全性が確保されていた。

しかし、これではインチキだという人には、先ほどのDiscovery Channelのレポーターのように、国立公園内にある湖を、普通にボートで回れば、沢山アリゲーターを見つけられることだろう。

昼寝するアリゲーター

遊歩道

亀も沢山見かけた。

国立公園への行き方

マイアミ空港でレンタカーを借りて行くのが便利だが、ここでは、いつものように経費削減のため、最も安く行く方法を紹介する。

エバーグレーズ国立公園への最寄の町は Florida City. そこには、ホステルがあり、私の場合は いつものようにホステルに泊まり、そこで自転車を借りて、国立公園へと向かった。
マイアミ空港からFlorida Cityまでは、Metro Railと、市バスを乗り継いで行ける。トランスファーを連発すれば、空港からでも、マイアミの何処からでも、2ドル以内で、ホステル近くのバス停までたどり着く。Metro Railの最南の終点駅から、Bus Rail Maxと呼ばれる市バスに乗り継ぐ。
(詳しくは、ホステルのホームページを参照のこと。)
Florida Cityから国立公園までは10マイルほど。自転車でも往復できるが、ホステルの自動車に 自転車を積んで公園入り口まで送ってもらえる。(5ドル) 自転車のレンタルは1日10ドル。


このように書いてはみたが、自転車で行くのは私のようなサイクリング好き以外には向かない。普通の人は やはり、レンタカー利用が便利だろう。また、バスツアーもある。

隠れ家のような雰囲気があり、のんびりできるホステル

暑くも無いのに 1ドル余計に払い、誤ってクーラー付きの部屋にしたのが実は正解だった。6人部屋には 他に誰も来ず、一人で部屋を占有できた。

ホステルに住む犬

はいポーズ

Florida Cityの様子

典型的な田舎町