Newark

Feb 2001


ニューアーク空港

搭乗口

全般に広くてゆったりした空港である。

COのラウンジ

何ヶ所があるが、Cターミナル中央2Fのラウンジが、特に広くてお薦め。

バスのりば

各ターミナルごとにバスのりばがある。他の空港でもありがちだが、例によって市バスのりばは一番端に追いやられている。
(12番)

ターミナル間の歩道

少し離れているが、ターミナル間を歩いて行き来できる。
モノレールは工事中であった。代わりにバスが運行している。


ペン駅

行き先がいろいろあり、便利なのだろうが、初心者には手ごわい駅だ。


さて、ニューアークと言っても特に目指す所はなく、空港に着いても、通常ならニューヨークのマンハッタンへと向かうであろう。従って、以下はニューヨークの話題を紹介する。


宿

Hostelling International - New York

例によってホステル泊まり。しかし、日本やロンドン並に高いのである。ドミトリーでも一泊28ドルから34ドル。ニューメキシコやフロリダ辺りでは、20ドル前後で安モーテルに泊まれると思うと、ニューヨークの値段が信じられなくなる。


観光 -- メトロポリタン美術館

ニューヨークをまじめに観光していては、いくら時間があっても足りない。私の場合は条件反射的に、足がメトロポリタン美術館へと向かうのである。そういうわけで、手前味噌だが、今回はメトロポリタン美術館だけを紹介する。

メトロポリタン美術館
モネの絵を集めた部屋

メトロポリタン美術館は、ひじょうに大きな美術館だが、さらにその中でも、足はモネの絵が展示されている部屋へと向かうのである。要するに私自身、すっかりモネに傾倒してしまっているのである。この場は、まさに、独断と偏見のニューヨーク観光案内というところである。

印象派のファンなら、すっかりお馴染みの絵

ルノアールもほとんど同じ絵を書いている。

モネの睡蓮

モネといえば睡蓮の絵が有名で、作品は沢山ある。この絵は彼が目を患っていた時期のもの。色が普通ではない。

前回来た時にはモネの絵が39枚あった。しかし、今回はいくら数えても32枚。どこかに出稼ぎにでも、行っているのだろう。
というのは、前回メトロポリタン美術館へ来た時、モネではなかったが、ある絵はがきを買った。そして、実物を見たくなって、探してみたが見つからない。そこで、インフォメーションに行って聞いたところ、非番か、出張かよくかわからないが、とにかく今は展示はしていないとのこと。 所蔵品のすべてが展示されているとは限らないのだ。

因みに、モネの絵が一番多いのは、天下のオルセー美術館@パリだ。
私が行った時には49枚展示されていた。自分でいろいろな美術館を訪問して、数えて、比較してみた結果、印象派の殿堂オルセー美術館が第一位。実際の所蔵作品数も、そのとおりだと確信している。


モネにみるY1.9K問題

モネの話題はさらに続く。

これは3年ほど前、シカゴ美術館で発見した事実だ。一昨年 話題になったY2k問題は、既に100年前にY1.9k問題としてモネが、体験して対応していたのである。

Claude Monet 91(1891年) Claude Monet 1903

写真のように、モネは通常、自分の作品の右下端か左下端にサインしている。そして、同時に何年の作品であるかも書いているのである。上の例のように、1800年代には、大抵、18を省略して下二桁だけを書いていた。そして、1900年代になって、混同を避けるために、4桁表示にした。1800年代でも4桁表示の場合も、稀にあったが、それは、先行して対応したと見れば良いであろう。

モネは、既に一世紀前に、自身のY1.9k問題に気づき対応したのである。
もしも、Y2kの原因であった初期のプログラマーたちがモネのファンであれば、Y2k問題は起きなかったのではないかというのが、私の意見である。


その他にも美術品は多い

オブジェも多い。左は普通にも使える椅子だが、これを、1枚の写真に撮れば、解りやすいのかという点に興味がわいた。 いろいろ角度を変えて試してみた。
ヒンズー教の象の神様(右)。日本人には珍しいものが多い。
ずっと前、Power Point を使い始めた時、モンドリアン(左)は、もう終わりだと思った。誹謗・中傷するわけでも何でもないが、素人目にそう感じてしまった。"Video kill the radio star"という歌の文句のようなことを思ってしまったのだ。
しかし、今はこの単純な中に、何か隠されているのだろうと、思うようになった。専門家ではないので、詳しくは分からないが、私の目が少しだけ肥えたのだと思っておきたい。


都市・空港ガイド(ニューアーク)



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