ノーンカーイ@タイ

2018年11月作成



ワット・ケーク(Wat Khaek)
ノーンカーイで一番お薦めしたい観光スポット
普通でないものが好きな人向け

ノーンカーイ(or ノンカイ)はタイの地方都市で、ラオスのビエンチャンに近い国境の町である。ビエンチャンとの間は、鉄道やバスがあり、タイ国内では、鉄道でバンコクまで行け、タイの各地へバスが運行している。

ワット・ケーク(Wat Khaek)

庭園にセメントで できたいろいろな像が並んでいて、ユニークさでは、ダリの絵画や、ベトナムのダラットのクレージー・ハウス等を連想する。普通でないものを見たい人にお勧めしたい場所だ。
ラオスから亡命したルアンプー・ブンルア・スラリットという僧侶の指導で作られたそうだが、既にこの僧侶は亡くなっていて、未完の像もあり、それを見れば中の構造を理解しやすい。

場所は郊外にあり、私はレンタサイクルで行ったが、途中に通る国道が高速道路みたいで 横断するのも一苦労だった。自転車好きの人ならレンタサイクルも良いが、そうでなければ、トゥクトゥク等で行った方が良さそうだ。

七つ頭のドラゴン

中の一区画への入り口

ユニークな像が多い。

道の大中小

ノーンカーイはメコン川沿いの国境の町で、川と平行に商店などが並ぶ道が何本か走っているが、自動車が普及して、交通量が増えると、少し離れたところに広い国道ができるのは世界中で見られる分かりやすい構造で、この町もそうなっている。国道と平行に走っている以前のメインの道路との間を交差して結ぶ広い道もあるが、多くは路地のような細い小道がクロスで結ぶ道になっている。大中小 三つに分けて道をとらえると、この町の道路は分かりやすい。

:後からできた国道
片道3車線、さらに車線より広い
側道もある

:商店などが並ぶ、
町の中心部の通り

:左の二種類の道を横につなぐ、
幅の狭い道

友好橋

ノーンカーイの町が存在する理由が、この橋と言っても過言ではなさそうだ。町の中心からは数キロ離れているが、自転車で橋の近くまで行ってみた。

タイ側から見た友好橋

友好橋の橋の下

その他の様子

ホー族鎮圧記念碑と県庁

県庁前にも七頭のドラゴン

メコン川沿いの大きなドラゴン

ワット・ポー・チャイ
ノーンカーイには他にも寺院が多いが、
ここには一番多くの信者が訪れる。

Nong Thin Public Park
町の西側にある公園
広くてのんびりするのに良い。

Tha Sadet Market
アーケードの市場に、観光バスの団体など
多くの観光客が訪れる。


ノーンカーイの安宿

ノーンカーイに宿は少なくないが、今回は バスターミナルから近いサワディー・ゲストハウスというところに泊った。15年くらい前だと、100バーツで泊れたようだが、今は250バーツに値上がりしていた。それでも十分安い。泊ったのはトイレ・シャワー共同、ファンの部屋で、それ以外にもいろいろなタイプの部屋がある。

ここに たどり着く前後の状況を補足しておく。ビエンチャンからの国際バスに乗り、ノーンカーイのバスターミナルまでやってきたが、外国人では、私以外にフランス人の夫婦がこのバスに同乗していた。着いてから やることが同じで、両替えするのに銀行で また会って、その後、私は この宿に来て、チェックインの手続きをしていたら、このフランス人夫婦も扉を開けて入ってきた。結局同じ宿に泊まることなり、折角なので、一緒に食事に行って いろいろと話を聞いた。ラオスを旅してきたというのは、ビェンチャンからのバスに一緒に乗っていたので当然だが、ラオスの北部でバスに乗り、道悪の峠で苦労したということだった。今回の私の場合は、ラオスの東側からバスで来たが、やはり峠越えが大変だった。

今回泊まったサワディー・ゲストハウス
歴史を感じさせる建物で、安宿だが雰囲気は良い。

サワディー・ゲストハウスの食堂
吹き抜けで くつろげる


タイの貸し切り観光バス

特にここで取り上げることはないのかもしれないが、最近のタイの貸し切り観光バスが 泊った宿の前の駐車場に順に停まっていったので、写真を紹介しておく。トラック野郎かフィリピンのジプニーのような派手なデザインで、コスプレでもしていないと乗れないように思えるが、中からは普通の服装の人が出てくる。この後バンコクでも同様のバスを見かけたし、最近のタイのバスの傾向なのだろう。

バスターミナル

陸路の旅行者の多くがお世話になる場所で、ノーンカーイとタイの各地を結ぶバスが発着する。
バンコク行き専門のバス会社がこのターミナルの横に自社の専用乗り場を構え、運行しているものもある。

ノーンカーイのバスターミナル

待合席

ノーンカーイ駅&寝台列車

今回はバスでノーンカーイにやってきて、翌日の寝台列車でバンコクまで行った。前回も、ノーンカーイから寝台列車で、バンコクに行ったが、その時は、ノーンカーイは素通りで 泊らず、そのままバンコクに向かった。 初回に比べ、車両は変わり新しく、綺麗になっていて、その分、料金も値上がりしていた。

人によって 意見はまちまちで、鉄道は危険だから乗らない方が良いと言う人もいる。しかし、これまでの私の経験では特に問題は起こっていないし、鉄道に少しでも興味があるなら、特に寝台列車はお薦めだ。と言っても、保証はできず、自己責任で 貴重品の管理には十分注意願いたい。

ノーンカーイ駅

駅前の食堂・売店街
日本人の店があり、いろいろと経験談を伺えた。

バンコク行き寝台列車

列車の内部
二等車だが、幅も広く快適だった。


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