サン・ミゲール・デ・アジェンテ(San Miguel de Allende)は、メキシコ・シティの北西へ、バスで4〜5時間くらいのところにあるコロニアル建築の美しい町。グラナファト(Guanajuato)からバスで1時間半くらいで、そちらからメキシコ・シティに帰る途中に立ち寄るのがお奨めである。
半日あれば、十分回れそうな大きさである。町を散策して疲れたらアジャンデ広場にあるカフェで、休憩するのがお決まりのパターンと言えそうだ。
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サンフランシスコ教会 |
ラバロキア教会
他の教会とは異なり、ゴシック調。内部も見ておきたい。 |
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絵はがきにもある定番の写真撮影場所 |
公園の木の刈り方に特徴がある。 |
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町並み |
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みやげ店街 |
泊まったホテルの横にあった小学校 |
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町外れにあるバスターミナル |
バスターミナルからローカルバスで
町の中心部へ(4ペソ) |
ホテル
適当に歩いていたら、ホテルの看板が目に付き、そのまま そこに泊まった。町の名前をとったHotel Allenteというところで、料金300ペソを250ペソに値引きしてくれた。安いとは言いがたいが、荷物を置きたかったので、そのまま転がり込んだ。私の値付けでは、200〜220ペソだが、部屋は綺麗だし、観光地なので仕方が無いと 納得した。日本の某有名ガイドブックには安宿情報がなかったが、そのためか日本人を見かけることはなかった。しかし歩いていると、ホステルも見付かった。安宿情報がガイドブックに載っていれば、日本人も来るようになるのだろうと想像した。 |
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Hotel Allende @Calle de Hidalgo No.22 |
おまけ
サン・ミゲールと言えば、フィリピンのビールの方を思い出す。Googleで検索しても圧倒的にビールの方に軍配が上がる。それでは、このビールとメキシコの地名は関係があるのか?早速サン・ミゲール・ビールのホームページで調べたところ、サン・ミゲール・ビールの名前は、1890年、マニラのサン・ミゲール地区で事業を始めたのに由来するそうだ。サッポロ・ビールのようなものである。サン・ミゲール地区は、マラカニアン宮殿の近くで、大統領官邸(それとも、大統領公邸?)のある場所である。聖パウロと言えば、二人も三人もいないはずなので、ミゲールという人物も一人だけだと期待したが、インターネットで検索すると、かなり怪しくなった。
ガイドブックによると、サン・ミゲール・デ・アジャンデの方は、1542年、フランシスコ会の修道士サン・ミゲールによって、開発された町とのことだ。
一方、インターネットで検索できた聖ミゲール・デ・アオサラサ神父は、メキシコ経由でフィリピンに来て布教活動をしていたそうだが、さらに日本を目指し 捕えられ、1637年、長崎で殉教したそうだ。年代が違うし、こちらはドミニコ会所属で、別人物とわかる。この神父が、マニラのサン・ミゲール地区の由来なのかどうかも確認できていないが、とにかく、メキシコに町をつくったサン・ミゲールがさらにフィリピンに渡り、人々にビールの造り方を伝授したのが、サン・ミゲール・ビールの由来だということでないのは分かった。