Tampa, FL

2003年 4月



タンパ国際空港

タンパは、フロリダ西部の都市。日本人のメジャーリーガーが キャンプ地として この地を訪れることもあり、日本でも名前は良く耳にするはずだ。
しかし、マイルを貯めるという観点からは、日本から さらに遠いマイアミやフォート・ローダーデール等に行った方が有利である。そのため、これを読んでいる人の中では、タンパへは行ったことがない人が多いかもしれない。
それでも、タンパもフロリダのうち。日本からは十部遠いので、マイアミに、繰り返し行っている人には、たまには行ってみる価値がある。
最近は、入国審査で やたらと詰問されることが多くなったが、「何で、タンパへ行くのか?」と聞かれて、「いいビーチがあるからさ。」と、そんな答えで許してもらえるかどうか。残念ながら、それは不明だ。

Clear Water Beach

タンパは、メキシコ湾からは少し離れたところにあり、最寄のビーチはClear Waterという町にある。前回タンパに来たときもClear waterに泊まった。ビーチで寝そべるわけではないが、ビーチが近く環境が良いのと、ここにホステルがあるためである。
全米で3本の指に入ると言われるClear Waterのビーチ。広大なビーチで、日本の感覚だと100万人くらい人が訪れても、全く平気だ。ただし、そこまでの駐車場は無くて、結局、いつ行ってもビーチは混み合わずに済みそうだ。

タンパでうれしいのは、ホステルが安いことである。それもあって、ホステルでは長期滞在者が多い。ホステルからビーチがすぐ近くなのもいい。
課題は、空港からバスでこのホステルへ行くのが、かなり難しいことである。そのため、通常はシャトルバンを利用することになるのだが、そうすると1泊や2泊では、シャトルバン代の方がホステル代よりも高くついてしまい、とてもバランスが悪いのである。前回と、今回は、便利なためシャトルバンを利用してしまったが、今回、現地で十分調査したので、今後はバスを利用してホステルにたどり着けるはずだ。


延々と続く、広いビーチ



ホステル

通常のモーテルと外見は同じ

ビーチの北の端の方

ビーチは砂州になっていて、その端を極めようとしたのだが、門に注意書きがあり、入り難い雰囲気になっていた。


米国では横丁再開発が盛ん?

Clear waterのダウンタウンに、きれいに整備された横丁があった。ベンチが置いてあり、市民がくつろげる空間になっていた。この横丁にどれだけ思い入れがある人がいるのかは不明だが、横丁の入り口には、リニューアルへの出資者の名前が書き並べられていた。
短い横丁なので、火事の心配もないだろう。

フロリダ的な池

ホステルで自転車を借りてClear Waterの町を走っていたところ、いかにもフロリダ的な池を見つけた。
フロリダは砂浜が延びて出来たようなところで、どこへ行ってもほとんどまっ平らだ。そういうところの池はというと、ほとんど平らで少し窪んだところに、水が貯まっただけ。そして時期によって降水量が変わるので、水の量も変わるのだが、浅いので表面積が極端に変化する。池のかなり内側にも草の先端が見えていたりする。要するにただの水溜りと変わらない。


ダリ美術館

前回行けなかったダリ美術館へ今回は足を運んだ。前回も ここが タンパへ行った最大の目的であったのだが、泊まったホステルからは距離があり、たどり着くことができなかったのである。今回は、市バスで1日券を買い、十分下調べをして 出かけた。

ダリ美術館に展示されていたダリの作品は、残念ながら すべて写真撮影禁止であった。
そこで、すこし文字で紹介しておく。

Fountain of Milk Spreading Itself Uselessly on The Shoes 1945
裸の女性が、お立台の上に立って、噴水の様に胸から母乳を飛ばしている様子。こんなことを書いていると、女性からクレームが来そうだが、事実なので仕方がない。恥ずかしいからか、親戚筋からクレームが付くからか、この絵の絵はがきは売っていなかった。
Girl with Curls 1926
ダリの原点と思われる作品。学校であったロシア人の少女の後姿を描いている。上の絵に通じるものがある。
The Disintegration of the Persistance of Memory 1952-54
ダリの代表作で、ねじ曲がった時計が描かれた絵があるが、これはその類似の作品。

St.Petersburg

St.PetersburgはTampaやClear Waterから少し南の町である。NWのシステムマップによれば、TampaとSt.Petersburgは、ひとくくりにしてあるが、実際には、St.Petersburgには、Tapmaと別の空港がある。そちらに飛べれば、Clear Waterに行くのも便利なのだが、残念ながら、UAもNWもそちらには飛んでいない。
この町にダリ美術館があるので、立ち寄ったのである。

St.Petersburgのダウンタウンの様子



写真館のリストへ戻る