特典旅行、元旦が狙い目?

2007年1月2日作成




元旦のCZ389便CAN/KIX
Cクラスは乗客が二人だけだった。

初めて 元旦に飛行機に乗った。中国南方航空CZ389便CAN/KIXである。
駆け込みマイル修行のため、年末年始にフィリピンから日本に帰って来ようとしたからである。その前に日本からフィリピンへ出発する時に 特典旅行の発券をしたのが10月半ば。その時点で、予約が入ったのが この便で、前日のCZ398便MNL/CANから乗り継いだ。第一希望はNWで、いつも利用しているマニラから名古屋への直行便だった。11月になって、セーバーにも席が放出されだしたのだが 間に合わず、CZを利用することになったのである。
大晦日のMNL/CANもかなり空いていたが、元旦のCAN/KIXはさらに空いていた。特にCクラスは、私の他にもう一人乗客がいただけ。以前、SQの特典旅行で、Fクラス貸切というのがあったが、今回は、Cクラス貸切と書けるかと思った。しかし、出発間際にもう一人乗ってきて、貸切とは書けなくなってしまった。それでも、とにかく空いていた。

そこで、年末年始のピークに日本を絡めて移動する場合に、特典旅行の狙い目は、元旦と考えた次第である。

以前は、年末年始も特典旅行を よく利用した。すべてUAで、香港、シンガポール、台湾などへ行った。ほとんど、10年以上前の話で、Fクラスなら、特典旅行でも結構何とかなった。しかし、昨年の10月にタイに出掛けた時の状況では、1P以下の場合、XFで十分前から席を開放しているのは1席以下しかなくて、数ヶ月に1度空席があるかどうかという程度であった。直前にXFに席が放出されるのを待つしかなくて、この厳しい状況では、年末年始の特典旅行は、今ではかなり難しそうに思われた。

今回の分に話を戻すと、確かに、この便の特にCクラスは空いていて当然なことだ。通常なら、中国へ出張する日本人ビジネスマンの利用が多いが、元旦に出張に出掛けたり、帰ってきたりするはずがない。普通の観光客も元旦の移動は少なそうだ。日本人は当然だし、中国人が日本に来たとしても、店が空いてなくて大変だろう。日本に着いてから、私は 金券ショップに JRの昼特きっぷを買いに行こうとしたところ、かき入れ時のはずが、どこも空いていなかった。通常の店はシャッターが降りて、食事するのも大変だろう。ホテルも値段が高いことが多そうだ。

マニラからNWで日本に飛ぼうとすると、こちらも日本人は少なそうだ。しかし、クリスマス休みが終わって、帰省先のフィリピンから、出稼ぎ先の米国へと戻るフィリピン人が、日本経由しかないNWも沢山利用し、フィリピンと日本の間も同様に混みあうのは容易に想像できる。

元旦の日本発着でも 便によって事情が異なり、混み具合に差がありそうだ。

年末年始に特典旅行で出掛ける場合に、元旦便を利用すると、期間が約半分になりメリットが少なくなってしまうが、予約が入り難い昨今の状況では、それでも利用価値はあることだろう。
お奨めルートを示しても 実際に席が確保できるかどうかは不明なため、ここでは具体的に挙げるのは差し控える。緊急発券手数料、紙のチケットの場合の発券期限や、変更の手間など、ルールがいろいろあり、それらを考慮し、場合により元旦便利用も視野に入れ、特典旅行を勝ち取って頂きたいものである。


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