セブ・パシフィック航空

2003年9月作成
2008年11月最終更新



A319(2007年)

DC9(2003年) Phase out

特別塗装の757(2003年)

NWの特典旅行では、国際線利用の場合、なぜか日本の国内線まで付けることができない。別に国内線のチケットを発券しないといけないので、マイルが余計にかかってしまう。

これに対して、フィリピンの国内線で
セブパシフィック航空(5J)を利用する場合、余計なマイルをとられることがなく、もとの国際線にくっつけて発券することができて とてもお得である。私の場合、NGO(名古屋)/MNL(マニラ)/DGT(ドゥマゲッティ、フィリピンの地方都市)の往復の無料航空券を頻繁に発券している。行きがビジネスクラス、帰りはエコノミークラスで、合計25000マイル。この場合のNGO/MNL間はNWだが、MNL/DGT間は5J利用である。2001年頃からNWと5Jが提携を始め、NWのマイルを5Jで使うことができるようになったのである。もちろん、5Jで飛んで、NWのマイルを貯めることも可能である。

5Jはフィリピン各地を広くカバーしている。通常の観光客が行く フィリピンで最もポピュラーな場所はセブ(CEB)であり、例えばNRT/MNL/CEBの往復にも、特典旅行が使える。他にもボラカイ島は、特にヨーロッパの人々によく知られている島だが、そちらの最寄の空港にも5Jで行ける。フィリピン南部の大都市ダバオや、フィリピンの人々に秘境と思われているパラワン島にも飛んでいる。乗り継ぎのマニラにも、行き帰りにそれぞれ1泊できて、観光や買い物を楽しむことができる。

MNLにはラウンジもあるが、残念ながらNWのゴールドやプラチナのカードがあっても入れそうな気配はない。NWの特典旅行で5Jもビジネスクラスであった時に、ラウンジを利用しようとしたところ、NWで発券しているチケットだからと言われ 門前払いを食らった。


(以下は、2007年11月追加)

機材は、以前はDC9で老朽化していて不安があったが、最近はA319の新しい機材に入れ替えたので安心だ。

国際線

特に国際線は、路線が大幅に拡大され、とても便利になった。2007年11月現在、シンガポール、クアラルンプル、バンコク、ジャカルタ、香港、マカオ、広州、厦門、上海、台北。フィリピン以外へ 以上の10都市に就航している。安い区間では、燃料サーチャージや税金などを含めても、1フライト8000円程度である。

UAやNWの特典旅行と組み合わせ、アジア3都市周遊が特にお奨めだ。その場合には、Air Asiaも加えれば、さらに行ける場所が増える。

一例を挙げると、

関空(ANA)/厦門(5J)/マニラ(5J)/ドゥマゲッティ(5J)/マニラ(5J)/厦門(バス)/杭州(ANA)/関空

日本からフィリピンまでUAのマイルを使うと Yクラスでも4万マイル必要だが、中国までなら2万マイルで済む。有償の部分が少なくないが、中国に寄り道できるので、試してみた私の場合の例である。

NWの特典旅行で、マニラまでNWを利用し、その先、シンガポール、クアラルンプル、ジャカルタ、バンコクなどへ乗り継ぐこともできる。

不安な点もある。UAのNGO/TPEが2年で運休になったように、すべての路線を維持できるのか、かなり難しい気がする。

→ 予想通り、厦門(アモイ)便、ハノイ便は、2008年11月現在、フライトはなくなり、路線図から姿を消した。フィリピンからの出稼ぎと航路は密接に関係しており、出稼ぎが期待できない厦門(アモイ)便、ハノイ便の存続は難しいということだろう。逆にシンガポール便などは、安い席がなかなか取れない状況が続いている。(2008年11月)

インターネット発券

インターネットで、e-ticket発券というのが、最近では常識であろうが、5Jでもインターネット発券が可能である。途上国のフィリピンでも それができるのがありがたい。これに対して、競合しているエアー・フィリピンではインターネットで予約はできても、発券や支払いはできない。

これで嬉しいのは、日本に居る間に、早割りの安いチケットを購入できることである。国内線のプロモーションで、1ペソとかいうバーゲンセールをしている時もあり、簡単にそれを買うことができる。しかしながら、これには、とんでもない高額の燃料サーチャージがかかり、実際には1000ペソ余りになってしまう。これをインチキと言わずして、何をインチキと言うのかという話だが、Air Asiaなどアジアの格安航空会社は同じようなことをしている。

国際線も同様にインターネットで容易に発券できるので、現地発券で、入国時に出国用の航空券の提示を求められる場合の対策としても活用できる。

マイル加算

2006年8月以降は、NWへのマイルの加算ができなくなった。実際には、距離が大抵長くないので、日本人の場合、特典旅行で利用するメリットの方がはるかに大きいはずだ。5Jに乗って、NWにマイル加算し、NWのマイル有効期限のカウンターをリセットしようとした人がいたが、残念ながら それはできない。

→ 残念ながら、2008年1月26日からセブ・パシフィック航空とNWの提携は一時中止されている。
早急な再開を期待したい。 (2008年2月)


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