機内食デザートのチーズ、ポートワインとクラッカー

2000年7月


UA810便ビジネスクラスのデザートで出されたチーズ、ポートワインとクラッカー、そしてブドウ。ワインの銘柄はメニューによれば、Sandeman's Porto とのこと。


国際線のファーストクラスやビジネスクラスでは、機内食のデザートにチーズが出されことが多いが、これとポートワインは良く合う。更に、クラッカーも必須。この3つの組み合わせが良い。こんなことは、世間の常識かもしれないが、私の場合は、アップグレードしてもらったビジネスクラスの機内で体験して、初めて知った。

チーズの酸味と、ポートワインの甘味が良く合うのである。そして、それだけでは不十分で、クラッカーのサクサク感も、欠かすことはできない。この3つは、お刺し身と醤油とわさびのような関係で、どれ1つを欠いても、ダメと言いたい。 アルコールがダメな人には、ポートワインの代りにぶどうでも良いが、私の個人的な好みでは、やはりポートワインを加えたい。

さて、この事実、散々ビジネスクラスにアップグレードしてもらいながら、長い間気付かなかった。その理由は、まず、デザートまで胃袋が持たないと言うこと。さらに、たとえ、デザートまで胃袋が持ち堪えたとしても、その後、どうしても通常のデザートであるケーキかアイスクリームに走ってしまうためである。

会社腹でファースト、ビジネスクラスに乗られる方、アップグレード証書をお使いの方、幸運にもアップグレードされて、ビジネスクラスに乗れた方で、もしも、これまでこの取り合わせをお試しでない方は、ぜひ一度、お試しあれ。
自腹でファースト、ビジネスクラスに乗られる富裕層の方には、たぶん、あたり前のことだったでしょう。あしからず。

ちなみに、私の場合、機内だけが高価なポートワイン。日本に帰ってくると、ワインは、エコノミークラス・レベルの赤玉ポートワイン。クラッカーも、米国のスーパーで買った安物で済ますことになる。それでも、機内とほとんど変わらぬ味を楽しめる。ポートワインの値段は、あまり関係ないということか。はたまた、私の舌がダメなのか。前者と思いたい。



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