シカゴ 雨のち雪

2000年5月


シカゴ オヘア空港 シカゴのダウンタウン トランジット・ホステル
Arlington House

4月にUAでシカゴに行った時の失敗談。

フロリダのフォートローダーデール(Fort. Lauderdale)から、シカゴ経由でマディソン(Madison)まで、飛んだ時のことである。シカゴの天候が不順で、フォートローダーデールからのフライトの到着が遅れた。そして、見事にマディソン行きに乗り遅れた。しかたがないので、レッドカーペットクラブに行き、予約を入れ直してもらおうとしたところ、次の便は天候が悪くキャンセル。その次の便になった。約4時間待って、ゲートに行ってみると、このフライトもキャンセルとのこと。次の便は満席。最終便ならあると言われた。代替バスも出るらしい。しかし、どちらも夜中にマディソンに着くので、その日に乗るのは断った。

航空会社の都合で、次の日のフライトになった場合なら、ホテル、食事とも航空会社持ち。しかも高級ホテルに泊まれる。しかし、天候不良でキャンセルになった場合は、航空会社の責任ではないので、予約の変更以外は面倒をみてくれない。しかたないので、自分で宿を確保するハメになる。

時刻は、夜の7時半。それから、ダウンタウンに出る電車に乗り、トランジット・ホステルに向かったが、ここがまだオープンしていなかった。工事中で、2000年の夏にオープンすると書かれていた。途方に暮れ、しばらく考えて、ガイドブックからもう一つのトランジット・ホステルを見つけ出し、電話した。空いているとのことだったので、早速そのホステルに向かう。遅いので、ホステルの指示に従い、タクシーを利用した。タクシーの運転手に、住所を書いたものを見せていたので、安心していたのだが、うまく通じていなかった。かなり走って降ろされたのだが、探しても探してもホステルは見つからない。しばらくして、通りの名前を標識で確認すると、ウェリントン通りとなっていた。ホステルはウェスト・アーリントン通りにあり、違うところに連れて行かれたのだった。

しかし、運転手は決して悪い人間ではなかった。目的の通りに着いて、進む方向を間違えると、すぐにメーターを止めた。そして、メーターが示していた10ドルでOKと言って、後はその通りを何度か回って、目的の番地を探してくれた。

運転手に悪気はなかったものの、知らない土地で夜の10時を過ぎても宿が決まらず、しかも、天気は雨から雪に変わっていた。気分が良いはずがない。こうなったら5つ星のホテルでも何でも泊まってやろうかと、やけを起こしかけた。しかし、気を持ち直し、別のタクシーを見つけ、トランジット・ホステルへと向かう。今度はなんとかたどり着くことができた。

夜遅くタクシーに乗って、一度もボラれずに済んだが、これはホステルに行ってくれと言ったのが良かったからであろう。安物の客にボル気もしないだろう。しかし、普通ならタクシー代は5ドルほどのところ、全部で20ドルかかり、宿代と同じくらい。どうもばつが悪い。

トランジット・ホステルでは、ブラジル人の旅行者からいろいろ話を聞けたし、外は雪だが部屋は暖かかったので、快適に過ごせた。また、食堂があり、朝食を安く食べられ助かった。

行きは宿代程の交通費を払ったが、次の日空港まで行くのは、地下鉄で1.5ドル払うだけで済んだ。前日タクシーでウロウロしたが、実はシカゴの中心まですぐ行ける、便利なところにあることがわかった。

空港に着いて、早速その後の予約を入れてもらった。格安航空券ながら、「今日は、もう乗らない。」と、前日、捨て台詞を残して帰ったので、その後の予約はなくなっていた。お陰でオープンチケット状態。宿では少しゆっくりし、時刻表で調べ、乗りたい便の時刻に合わせ、空港に着いていたのであった。前日のキャンセルの影響で混んでいたが、運良く席は確保でき、マディソン(Madison)へと向かった。

参考 シカゴ トランジット・ホステル

2000年夏から営業開始
Hostelling International(HI)-Chicago

営業中
Arlington House International Hostel



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