中国高速バス

2012年4月




高速道路の途中でバスを停めて、
客を乗せるところ。@雲南省

中国の高速道路を走るバスに乗っていると、予期せぬところに人が立っていて、バスが停まってその人たちを乗せ、また適当なところでその人たちを降ろす。
日本なら、路線バスにはバス停があって、決まったところで乗り降りするが、途上国だと、路線上なら、どこでも乗り降りさせてもらえることが多い。フィリピンのジプニーもそのパターンだ。
その感覚で、路線バスが高速道路を走り出したということだろう。中国では、経済発展により、高速道路が至る所にできているが、以前の幹線道路沿いに通っている場合が多い。すると、バスは 以前の道は通らず、高速道路を通るようになり、現地の人々は、高速度道路に侵入してきて、バスに乗るようになる。最近 私がよく行くのは雲南省で、雲南の田舎では特によく見かける光景である。

近代的な高架の上で、どこから人がやってきたのかと思うようなところからでも人が乗ってくる。

バスターミナルからバスターミナルまでバスに乗る分には、コンピュータで管理されたチケットを買うので、すべては表の世界で処理されそうだが、途中から乗ってきた場合には、料金も適当で、お金は運転手のポケットにそのまま入りそうでもあり、そうなると、運転手は 少々無理をしてでも、途中で乗せたがりそうだ。

一方、中国の路線バスは個人営業が多いという噂も聞くので、それなら、ポケットに入れても、税金以外は問題なさそうにも思う。



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