CO修行は今でもお得?

2001年3月


昨年1月に CO で北米マイル修行に出かけた。格安航空券だと値段は5万円前後。西海岸と東海岸を区別しないお陰で、4都市周遊で2万7千マイル余り飛べた。マイル単価で、CO にかなうものはなし。UA の100万マイル殿堂入り達成後は、CO 一本で年2回米国に飛べば充分だと、密かに皮算用していた。

ところが、昨年秋から CO の格安航空券の発券規則が厳しくなった。それで、もう CO に乗ることもないかと思っていたのだが、まだまだ値段が安い。isize 等で調べると、46000円程度で航空券が手に入ることがわかる。そこで、再度 CO 修行に挑戦した。

結果は、飛行マイルが1.8万マイル余り。 6フライトまで飛べるところ軟弱なため、今回は5フライトでやめたので、もう少し頑張れは2万マイル程度までは可能であろう。航空券の料金は、他の航空会社で、同じ程度の距離を飛べる格安航空券に比べ、1万円程度か、それ以上安い。関空からだと、UA の全米周遊で、なぜかこの時期でも8万円程度しているところも多く、それらに比べるとかなり割安感がある。今でも、CO の格安航空券はマイル単価の安さから捨て難い存在だ。

航空会社 CO NW UA

発着空港
NRT NRT KIX NRT KIX
飛行マイルの上限 約2万
マイル
約2.1万
マイル
約2.2万
マイル
約2.1万
マイル
約2.1万
マイル
格安航空券の価格相場 約4.6
万円〜
 約5.5
万円〜
約7.0
万円〜
約7.3
万円〜
約7.7
万円〜

格安航空券の比較(2001年1月、価格は主に isize で調査)


見やすいように、各航空会社の格安航空券の比較を簡単にまとめると、上の表のようになる。価格はインターネットで簡単に検索しただけなので、時間をかければ、もう少し安い航空券が見つかるだろう。KIX 発は特に高く、本当にこれ以上安い航空券が見つからないなら、追加料金を払って成田往復のフライトを付けることも考えられる。

飛行マイルはほぼ横並び。従って値段を比較すれば、CO が有利であることがわかる。各社さらに安い航空券が見つかっても、CO の格安航空券のマイル単価とその他の航空券のマイル単価が入れ替わることはないだろう。
(NW 程度の値段で、カリブ海にも追加料金なしで行ける DL の格安航空券が出回っている。また AA の全米周遊の格安航空券も NW 同様に高くない。これらも魅力的だが、上級会員になるまでがたいへんなので、ここでは UA と NW のマイルを貯めることにこだわり除外した。)


以下に、参考のため昨年と今年の CO 修行事例をまとめておく。


昨年1月のCO修行例

昨年のル−ト

獲得マイル 約2万7千マイル


初日はヒューストンから西海岸のサンディエゴにもどった。これには、以下のようなメリットがあるからだ。

  • 時差の関係で、飛行マイルが長い割りに、早めにその日の目的地に到着できる。サンディエゴには、午後3時過ぎに到着。時差も東海岸より少ない。早めに着いて、時差も少なめという時差ぼけ対策になる。
  • 格安航空券が安い1月は寒い。南の暖かい地域を周遊するのが得策。

次にサンディエゴからヒューストン経由でサンフランシスコへ。これが失敗で、何たる遠回りかと、空港でチェックインの職員にたしなめられた。CO を使うと、この経路しかないのだが、職員が良くない印象を持ち、あるいは怒りを爆発させ、といった積み重ねが、後にルールを厳しくしてしまった、大きな原因になっていることは間違いあるまい。

引き続き、サンフランシスコから夜行で、ニューアークに飛び、さらにデイトナへ。夜行で一泊分浮かせ、さらに、大陸横断でマイルを稼ごうということだ。

デイトナから戻り、ニューアーク経由でシアトルへ。大陸横断の回数制限もなかった。

最後に、シアトルからニューアーク経由で帰国し成田へ。さらなる大陸横断も含んでいるが、ひたすら寝ていれば良いので、距離の割にはそれほど疲れはなかった。この経路も非常に遠回りであり、職員はブツブツ言っていた。直行便で帰りたいと答えておいたが、職員は納得してくれていたかどうか、、

アップグレードについては以前に紹介した通り。CO や NW にリクエストしたところ、一部分の区間でアップグレードされた。


今年1月のCO修行例

今年のルート

    

獲得マイル  約1万8千マイル


格安航空券の規則がきつくなったのだが、それでも昨年のルートの良い面をかなり踏襲した。

成田、ヒューストン、サンディエゴの経路は昨年と同じ。今年は、サンディエゴからニューアーク行きの夜行があったので、それを利用し、引き続きニューアークへ。一泊後ヒューストンへ。さらにヒューストンで二泊して帰国、成田へ。

行ったり来りはしているので、職員から少し怪しまれそうになりかけたが、それぞれの空港で充分滞在しているので、最終的には納得してもらえた。

アップグレードについては、国内線については、NW に乗るのと同じように、自動的にアップグレードされる仕組みに、ほぼなっているようであった。サンディエゴ行き、ニューアーク行きは、リクエストしてもいないのにアップグレードされた。ところがその後のヒューストン行きはだめで、アップグレードはなかった。往路と復路で別けて、マイレージの番号を入力しているということか?

注: 体裁を構わなければ、格安航空券の発券条件内でもっとハードな修行は可能です。



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