コロラド高地トレーニングの顛末

 2001年5月作成
2001年12月更新


コロラド・ナショナル・モニュメント

意図した結果かどうかは別として、コロラドで高地トレーニングを行った。Grand Junction(GJT)で自転車を借りて、近くのコロラド・ナショナル・モニュメントまで、サイクリングに向かった。ここは周回道路があり、GJTから出発して、ぐるっと回って、GJTに帰って来てくると50km余り。坂路はきついので中級向け程度と言える。GJTから500m余り登り、2000mの高台に上がれば、後は、かなり平坦で、余り苦労せず、モニュメント内のサイクリングを楽しむことができる。

坂路を降りる周回道路

高台を走り終わって、長い坂を降りだして、そして、ほぼ 降りきったところで、こともあろうに自転車がパンクした。自転車はGJTでレンタルしたマウンテンバイク。 通常なら修理のキットを持って走るが、にわかにレンタルした状況では何もない。仕方ないので、自転車を押して、公園の入り口のゲートまで向かった。自転車の空気は一瞬にしてシューと抜けたので、単に、ネジが緩んだだけで、パンクではないと最初は思っていた。そこで、ゲートで空気入れを借りようとしたのである。ところが、つれない返事。「ここにはない。2マイル先の町まで行け。」と言われてしまった。仕方がないので、再度自転車を押して、とぼとぼと町まで向かった。

しばらくして、キャンピングカー(RV?)が一台、目の前で停ってくれた。そして、中からアメリカ人カップルが出てきて、パンクを直してくれるという。チューブを水に浸けて、調べてもらったところ、致命的なパンクで、金具の根元のところのチューブが ひび割れしていた。これでは直せないので、今度は 彼らが持っていた予備のチューブを使うことにして、試し出したが、こちらは穴だらけ。何度か修理したが使えないことがわかった。

結局 彼らは、車で15分ほど走って、Grand Junctionまで送ってくれた。とても親切なアメリカ人カップルであった。

とても親切なアメリカ人カップル

さて、幸か不幸かパンクのお陰で、初めてキャンピングカーに乗ることだできた。そして、すぐにこれは良いと思った。出ものが見つかれば、これを買って 米国中を巡ってみたいものだ。大きな肉の切れ身などを冷蔵庫に入れて走ると、ずいぶん安上がりな旅を実現できそうだ。

さっそく、現地の新聞を買って、Classifiedの欄を見たところ、ここの新聞には、やたらと多くのキャンピングカーの中古がリストアップされていた。 現物を見ないと何とも言えないが、かなり安いものも多かった。お値打ちの車を見つけて、共同購入すれば、とっても安上がりに、米国の自然の中を旅することができる。

シキホール島で私が住んでいるアパートに、カナダ人のカップルがいて、彼らもキャンピングカーを持っている。自宅のトロントから、アメリカ各地を走って、LAまで行き、そこからNWでマニラまで飛んで来たとのことだ。またLAに戻り、その車でロッキー山脈を巡った後、トロントに戻るそうだ。


# コロラド行きは、2001年5月のことです。

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