ホノルル・トランジット

December 2001



JALのリゾッチャ便が並ぶ
ホノルル国際空港


減便のためか、NWで東海岸に行く場合、その日のうちに乗り継げなくなる場合が出てきた。例えば、関空からフロリダに行く場合などである。その結果、チケットを買う時に、ホノルル経由で行ってはどうかと薦められる。時間はかかるが、マイル的にはとても魅力がある。さらに、帰りにホノルルで一泊するのは、時差ボケ対策としても有効であろう。また、ハワイで結構のんびりできるし、お土産を買う事もできる。例えば、海外旅行のお土産の定番として、各地の空港で売っているマカダミア・ナッツのチョコレートは、ホノルル市内、例えば ABCストアや、ダイエー等で買うのがお得だ。(空港で買っていては安くない。)

そういうわけで、ホノルル・トランジットは、お薦めなのである。
今回はそのノウハウを検討してみた。

行き 〜 ビーチで昼寝 〜





アラモアナショッピングセンター前の公園
便利で、混雑もなく、快適

日本からホノルル経由で米国本土に行く場合、ホノルルには朝到着し、夕方ホノルルを出て、各航空会社のハブ空港に飛ぶことが多い。そして さらに、必要なら目的地まで乗り継ぐ。
つまり、ホノルルで昼間を過ごす事になる。ここで お薦めなのは、高級ホテルにチェックインと言いたいところだが、それでは、バジット・トラベラーにならない。 これに代わって、ビーチや公園での昼寝をお薦めする。ファースト・スイートやエコノミー・スイートよりも快適なのである。

最もポピュラーなワイキキビーチに行っても良いし、もう少し東に進んで、水族館の前あたりの公園まで行けば お昼寝には最適だ。また、アラモアナ・ショッピングセンターの前の公園なら、さらに空港に近くて便利だ。

ビーチの必需品
シート、タオル、枕

荷物は、日本で搭乗時にチェックインしておけば良いが、少しだけならば、そのまま持って行くこともできる。保安上の理由から 空港のロッカーはすべて使えなくなってしまったので、空港に荷物を預けて出掛けることはできない。

空港からは、市バスが出ていて、アラモアナ・ショッピングセンターまで行き、そこから必要ならば乗り継げば良い。空港のバス停は2Fにある。料金は1.5ドル(2001年11月現在)

お昼寝セットとして、小さなレジャーシートかクッションそれに、バスタオルを持って行く事だ。

空港のバス停

空港にはラウンジもある。NWのワールドクラブなら、アルコール類も一通り揃っている。
もちろん、UAのレッドカーペットクラブもある。

ワールドクラブ

帰り 〜 一泊して時差ぼけ解消。そして買い物 〜

帰りは、午後ホノルルに到着し、ホノルルに一泊。次の日の朝か昼に日本へ向けて出発する。トランジットで、チケットが×印の場合は24時間以内の滞在となり、うまく飛行機の時間を選べば、十分ゆっくり滞在できる。宿泊は、選択範囲が広いが、安宿派には、ホステルが一番。オアフ島のホステルはハワイ大学の近くやワイキキ等にある。
到着後か出発前に、町でお土産を買ってかえる時間くらいはあるだろう。


がらがらの関空 ワールドクラブと搭乗口付近。
関空・ホノルル間は、5人がけの席を占有できた。

最後に、この時の空港やフライトの状況を紹介しておく。

11月下旬に出発。 9月11日のテロの影響が続いており、空港、機内とも、かなり空いていた。しかし、機内が空いていたのは、関空とホノルルの間だけであり、ホノルルと米国本土の間は、非常に混んでいて、キャンセル待ちをする人が出るほどだった。 米国内は減便されいて、かえって機内は混んでいるようにも感じた。

一方、ニューヨーク証券取引所のホームページのニュースによると、UAの11月の旅客の総マイル数は、前年比で全体では 23.5%減、太平洋線は27.6%減、北米は22%減となっている。また、新聞では、日本人のハワイへの観光客は例年の半分前後に落ち込んでいると言われている。

これらを総合すると、全般には2割強の乗客減になっているが、日本人だけ、極端に飛行機に乗らなくなっているようだ。
海外出張は社長決裁だと ある日本人ビジネスマンが話していた。一方、米国では、大統領以下、飛行機は安全と、さかんに国民にアピールしている。


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