キオスクは、クレージーと言わない!?

2007年5月




NWのセルフサービス・チェックイン


米国周遊でルートを組むのを誤り、空港でチェックインする時に、クレージーと言われたことがある。
以前にも紹介したが、COでSAN/IAH/SFOと飛んだ時のことで、とんでもない遠回りと非難された。(以下、真ん中は、乗り継ぎのみの都市である。)
現状、COの米国行きの格安航空券では、IAH,EWRでストップオーバーできるものだけしか見かけないので、上の例と同じことは起こらないはずだが、SEA/IAH/NRTなどで、IAHでストップオーバーせず、そのまま乗り継ぐのであれば、SEAで もめる可能性もあろう。
ただし、以上の例は、普通はやらない特殊なことと言えそうだ。

しかし、例えば、MIA/DTW/MCO, MIA/IAD/MCOなどなら、現実にもやってしまうかもしれない。それぐらい平気だと言う日本人旅行者も居そうだが、現地でクレージーだと非難されるリスクが少なくない。

そこで考えたのが、UAでは、イージー・チェックイン、NWではセルフサービス・チェックインと呼ばれているキオスク端末。これを使えばクレージーとは言われない。荷物を預けなければ、航空会社の職員は介在しないので、大胆なルートでも、もめることは無いだろうということだ。

そうは書いたが、キオスク端末の利用を前提に、大胆なルートで飛ぶことをお奨めしようとしているのではない。常識の範囲というものがあり、無理を通そうとすると、後でしっぺ返しを食らう可能性が高い。COの太平洋線就航とともに登場したCOの全米周遊格安航空券は、マイル修行には理想的なチケットであったが、ほどなく市場から姿を消した。日本人旅行者が、クレージーと言われ続けたことが影響したのは想像に難くない。

クレージー問題は、日本人と米国人では、かなりの温度差がある。前述のSAN/IAH/SFOなどは、日本からの長いフライトに比べれば、米国でどう飛ぼうと、この程度は日本人にとっては誤差の範囲で、全く問題無さそうにも思える。ところが、カリフォルニアのサンディエゴで働くCOの職員にとって、わざわざテキサス経由で、サンフランシスコに飛ぶなどということは、とんでもないことである。
大阪から北京経由で東京に行くのと同じようなものだと言えば、日本人にとっても、とんでもない遠回りだということになろう。

キオスク端末を利用すれば、クレージーと言われないで済むと書いてはいるが、実際には、無理なルートは、避けた方が無難であろう。

例えば、どういう場合にそうなるのか不明だが、E-ticketでも、キオスク端末が受け付けないこともある。予約とは別のフライトに乗ろうとした場合などには そうなるが、何の変更もなく、端末が受け付けてくれても良いはずの場合でも、はじかれてしまうことがある。2007年の1月と2月に、NWでMIAに行ったが、1月はセルフ・サービスでチェックインできて、2月は駄目であった。同じ旅行代理店で買った同じ条件の格安航空券である。どちらもNGOから出発したが、そちらは、いずれもインターネットからチェックインできた。


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