ナン、ロティ、チャパティ、トサイ

2011年 5月



KLのプドゥラヤ・バスターミナルの
近くにある、今回利用した食堂


ナンやロティの親戚の食べ物を一通り比較しようと以前から思っていたが、それをするには クアラルンプールに行った時と思って なかなか再訪の機会がなかった。今回久しぶりにクアラルンプールに行くことができたので、よく行く店で一通り試してみた。場所は、プドゥラヤ・バスターミナル横の安宿街の一番遠い側の端にある食堂。これで、「ああ、あそこだ。」と分かる人が少なくないことを期待する。因みに店の名前は MAULANA FOOD COURT.

Naan

日本でも、インド料理店に行けば必ず食べることだろう。ふっくら、厚みとボリュームがあり、この手の食べ物では、トップに来るものであろう。

Roti

シンガポール、マレーシア等の朝食の定番。パイのように薄く伸ばして、何層にも重ねている。写真は卵入り。甘いコーヒーとよく合う。

Capati

Rotiのように、引き伸ばして、さらに重ねることはなく、伸ばすだけのベタ焼き。
個人的な意見かもしれないが、食感で、Naan、 Rotiに軍配をあげる人が多そうに思う。

Tosai

ドロっとした水分の多い生地を、薄く大きく伸ばして1枚に焼いている。その後焼けてから、何重かに折って皿に盛る。写真のものは、ムチムチ感があった。以前、パリパリのものを食べた覚えがあるが、別物なのか、焼き加減の違いだけなのか不明。

言うまでもないが、Naanはかまどかオーブンで焼き、その他は鉄板で焼く。醗酵・無醗酵の別でも、醗酵させているのはNaanだけであろう。
この食堂で 三種類一度に食べて、限界なのでRotiはパス。別途シンガポールで食べた写真を載せてある。

個人的な感想を述べると、何といっても一番好きなのはNaanである。しかしこの写真のようにカレーが少し付いている程度では物足りない。タンドリーチキンや もっと肉類も沢山入ったボリュームのあるカレーと一緒でないとイマイチだとも思う。それに比べ、Rotiは 朝飯に写真のセットで十分だ。CapatiよりRotiと思うが、個人的な好みの話であろう。ここにダークホースとして入ってくるのが、Tosaiである。これまで、Tosaiはあまり食べたことがなかったが、どうもパリパリで朝食に食べた感じがしないというイメージがあった。しかし、写真のものは、ムチムチ感があり、また食べてみたいと思う一品であった。


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