2019年11月15日から UAのマイレージのルールが変更になった。特典旅行の必要マイルのテーブルは もはや公表されなくなった等、例によって状況が悪くなる中で、緊急発券手数料の廃止が朗報となるはずだった。

ところが、ふたを開けてみると、追加料金はないが、今度は直前の予約では、余計にマイルが必要になった。ゴールドの私がログインして試してみたら、以下に挙げる例のように、直前３０日を切る予約に対して、3500マイル余計に取られる。（会員レベルが変われば、余分なマイルも変わるのかもしれない。）

どうせそんなことだろうという裏が明らかになったのだが、わざわざこの話題を取り上げているわけは、どうもバグがあるようで、しばらく待っていても一向に変わらず、早く修正して欲しいと願ってのことだ。

30日カレンダー 国内線（福岡→名古屋）、11月25日調べ。12月25日が30日目　従来だと５０００マイル ３０日を切る予約では、余計に3500マイル必要

Excursionist Perksのマイル不要区間までマイルが必要

バグだと騒いでいるのは、Excursionist Perksで、０マイルで飛べるはずの区間まで、マイルを引かれるからだ。
さらには、複数区間ある場合、それぞれの区間で、この余計なマイルを引かれる。

プログラムの書き方から容易に想像できるのは、緊急発券による追加のマイルを引く処理や関数が、各区間ごとのループの中に、入っているのだろうということだ。ループの外で一度だけ引けばよいものを、誤ってループの中に入れ、サーチャージを多重取りしたように見える。

以下に、その１例を示しておく。

・検索したのは11月25日で、第一区間のみ30日を切っている。
　続く区間は、１か月以上後。
・第一区間と第三区間(ITM→NGO)は、国内線でこれまで5000マイルで飛べた距離である。
・第二区間のSGN→MNLは南アジアの同一地域。第一、第三区間が、同一地域の発着であることと合わせ、
　第二区間は、Excursionist Perksでマイルが不要。　おまけのフライトとなる条件を満たしている。

・第一区間は、30日を切る予約のため、5000マイル+3500マイル必要

・第二区間の必要マイルはゼロのはずが、3500マイル引かれている。この区間は１か月以上後で、しかもPecursionist Perksの条件に当てはまる。マイルが不要なはずが、最初の区間が３０日を切っている影響を受けている。
・料理屋で、「この料理は無料でサービスします。」と言われて　出てきたものまで、きっちり料金を請求されているようなもので、航空会社としても、このまま続けるのは無理があろう。
・UAのサイトでもPecursionist Perksについては、以前と同じと明記されている。

・最終区間も、第一区間と同様に5000マイル+3500マイル=8500マイル必要と出る。
・3500マイル余計にかかるのは一度だけにして、従来通り、この区間の必要マイルは5000マイルに戻してもらいたいものだ。

・第一区間 5000マイル+ 3500マイル
　第二区間0マイル+3500マイル
　第三区間5000マイル+3500マイル

　　　　合計20500マイルとなる。

同様の旅程を、３０日以上前に予約すれば、これまでと同様で、余計なマイルはかからず、合計１万マイルで済む。
Excursionist Perksでマイルが不要の区間も、確かに必要マイルは０マイルになっている。

・参考までに、旅程も載せておく。